2015年 04月 13日
OCTとHRT (821)
補償光学走査型レーザー検眼鏡(AO-SLO)で、画像検索かけると、視細胞の粒粒が明瞭な画像がヒットする。いったい技術革新はどこまで進むのだろう・・・。どんどん見えるようになっている。初めて補償光学 Adaptive optics(AO)という名前を聞いたのは、数年前だったが、製品化までもう少し?光学的どんなに頑張っても、鮮明な画像取得には限界があるのを、大気のゆらぎによる収差を補正(補償)するものが、補償光学という技術で、これを眼科領域に応用したものだそうです。詳しい事は、いくら勉強しても限界があるが、要するに波面センサーで計測した収差を補正する仕組みを組み込んだSLOやOCTが登場するということです。AOの有無は、デジカメにおける手ブレ防止機能の有無に似た画質の差があるようです。検査機器の解像度がどんどん向上して、もはや光学顕微鏡レベルに・・。
(※http://www.iovs.org/content/48/12/5340/F2.large.jpg)
先日、K教授と話をする機会があり、OCTが登場する遙か昔に、病理組織の大家は、最新のOCTで得られる病態を既に理解していたと・・・教えてくれました。一般的なOCT画像は、ちょうと光学顕微鏡レベルの網膜の病理組織の写真と重なる。
- タイムドメインOCT(time-domain OCT; TD-OCT)
- フーリエドメインOCT:スペクトラルドメインOCT(Spectral-domain OCT; SD-OCT)
- 高深達OCT 光源:800-900⇒1050μm
- 波長掃引型OCT(Swept source OCT;SS-OCT)
- 補償光学OCT(Adaptive optics OCT;AO-OCT)
- 超広角OCT
- 偏光OCT(polarization-sensitive OCT;PS-OCT)
- ドップラーOCT( Doppler Optical Coherence Tomography)
- 網膜機能OCT (retinal functional OCT)