第27回大阪眼科セミナー  その2 (520)

第27回大阪眼科セミナー  その2 (520)_f0088231_14483363.jpg2、大阪厚生年金病院におけるぶどう膜炎治療の実際

1) VZV虹彩炎
KPに注意。サ、VKHでは両眼性で三角形。PSSは大型で眼圧上昇を伴う。豚脂状⇒色素を伴うKP。びまん性。虹彩萎縮もあればヘルペスを疑う。
※バルトレックス6錠2週間後、ゾビラックス軟膏に・・
2) CMV虹彩炎
びまん性KPで、ステロイドに反応なし。眼圧正常。房水からCMV(PCR)
※バリキサ4錠4週、2錠4週(高価!)
※デノシン(GCV)DIV/点眼
3) 強膜炎
難治性強膜炎:パルスしてブレドニゾロン40mgでも無効。こんな場合、RA関連難治性強膜炎としてレミケードを積極使用。
※後部強膜炎⇒VKH類似、眼球運動痛、SRD
※SRDについて:体位変換で動くかどうか(Bモードで確認)、CTで眼球の大きさと強膜の厚みを見ることが大切。
4) RRD 硝子体混濁があり、体位で変動のないRD
5) UE CTで強膜厚い⇒強膜開窓術(ただ、開窓といっても、薄くするだけで、完全に開放していない)
6) VKH両眼浅前房、視力低下、眼圧上昇⇒Bモードで脈絡膜厚い、OCTでRD

※仮面症候群
悪性リンパ腫⇒トゲトゲしたKP、びまん性、前部硝子体混濁(オーロラ状)、網膜下浸潤、ベール状硝子体混濁・・・

7) ステロイド減量すると再発する虹彩炎⇒マルチプレックスPCRでEBV
8) プレドニゾロン内服に抵抗する後極部炎症⇒眼内TA投与
9) 眼内に限局した悪性リンパ腫にはMTX/リツキサン硝子体内投与
※脳照射すれば白質脳症が危惧されるし・・
10) プレドニンに反応する後極部炎症、ただFAで羊歯状過蛍光⇒執拗な問診:口内アフタ⇒べと診断⇒レミケード ※将来的には第一選択はレミケードになる可能性
11) 17歳クローン病ですでにレミケードを使用中、ステロイド抵抗性ぶどう膜炎発症
⇒硝子体生検:PCR陰性、異型細胞陰性、IL-10↑⇒?
12) 小児の虹彩炎
ステロイドは反応悪いし、副作用も多い。むしろMTX内服を選択すべき。前眼部炎症だけなら、瞳孔管理が重要。ステロイド点眼は効果少ない。
by takeuchi-ganka | 2011-02-16 14:50 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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