1周忌

f0088231_8184190.jpg 
 教授といえば親父も同然・・・と慕っていた宇山先生が逝かれて、もう1年経ちました。今でも、眼底を見ながら、この程度の見方では怒られるのでは・・とちらっと頭をよぎります。教えが染み込んでいるというよりは、以前散々怒られたトラウマなのかもしれませんが、未だに私の心のなかには、間違いなく先生は存在しています。多分、私が現役眼科医である限り、師の幻影は消えそうにありません。

OCULUS社製の眼鏡に装着するタイプの双眼倒像鏡検査用のプリズムは、20年以上前に半強制的に購入させられ、今でも使っている非常に古いツールですが、宇山先生は、細隙灯顕微鏡と後極部レンズを多用される一方で、このツールをツアイスの14Dレンズと組み合わせて使用されていました。このOCULUS社のプリズムは、今でもかなり有用と感じています。流石に黄斑部は、90Dや78Dの非接触レンズか、接触型後極部レンズで見るのが主流ですが、黄斑部外の病変を立体的に見る場合に、このプリズムと15Dや20Dのレンズを組みあわせてみれば、全体像を把握しつつ、情報量が飛躍的に増加します。この裂孔のエッジはトラクションがかかっていて、周辺側が少し浮いているのか・・・と、片眼では明らかでなかった情報が明瞭に把握できます。今でも、このプリズムを装着した眼鏡をかけると、先生の顔が浮かぶのです。
by takeuchi-ganka | 2012-04-27 08:20 | その他 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31