第393回大阪眼科集談会 その1 (675)

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第393回大阪眼科集談会

1,前眼部光干渉断層計を用いた治療用コンタクトレンズ装用眼におけるサグ値と脱落の検討 阪大・メニコン
f0088231_7383916.jpg※サジタルデプス(レンズのサグ高)
CASIAで前眼部断層撮影して、直径16mmの断層像から14(14.4)mmのサグ値(眼球サグ値)を求め、これと治療用コンタクト数種類のサグ値を比較して、脱落しやすさに関連がないか検討。結局あまり関係なさそう・・。全層角膜移植後や部分角膜移植後1年未満の症例で、脱落しやすかった。

2,高浸達度光干渉断層計にて経過観察できたサルコイドーシス脈絡膜肉芽腫の1例 阪大
77歳女性。眼圧を伴う軽微な虹彩炎。乳頭耳側に軽度剥離、滲出斑?ツ反陰性、BHL(-)、硝子体生検陰性だが、PET―CTで、サルコイドーシス疑。精査して診断確定へ。HP-OCT所見提示。STTA施行して改善。

3,視神経萎縮で発見された巨大眼窩内の表皮様嚢胞 関西医大
12年前に左眼窩部打撲し、徐々に左眼視力低下。2年後には光覚弁に。その後眼球突出。どうやら、打撲後、表皮様嚢胞が破裂して、内容物が流出して、異物炎症・肉芽形成し巨大化して、視神経萎縮に至ったらしい・・。

4,脳梁欠損に白子眼底を合併した新生児の1例 高槻日赤・大阪医大
Vic症候群。

5,Two color perimetryの試み 近大
オクトパス900を用いて、色指標(500/650nm)での杆体・錐体閾値測定(水平経線上に49箇所)。

6,視野障害と中心暗点を伴った回旋斜視に対しコンピューターシミュレーション併用で斜視手術を行った1例 大阪厚生年金
緑内障性視野欠損に黄斑円孔による視力低下。黄斑円孔二度目の手術後に回旋斜視後による愁訴↑。Orbit(1.8)で解析。外直筋下方移動(1/2筋幅)+後転5mm。愁訴↓。回旋斜視の評価は、眼底写真がいいらしい・・

7,高槻赤十字病院における90歳以上の高齢者に対する白内障手術についての検討 高槻日赤
90歳以上の患者さんと、65~90歳の患者さんの比較。手術時間が長い(26.5 vs 20.9分)以外は、術後合併症など有意差なし。時間はかかっているようで、ゆっくり丁寧にやれば差がでない?でもnが増えれば別かも・・。

8,眼内レンズ強膜内固定術にみられた術後合併症についての考察 行岡病院
IOL縫着だが、ループを強膜内に固定。
Gobarらの原法と太田のY-fixation technique。
http://www.metechnica.co.jp/uimg/sp_contents/iol_intrascleral_fixation/iol_intrascleral_fixation2.html
合併症:低眼圧(毛様体剥離)、IOL脱落、高眼圧など

9,傾斜乳頭に伴う網膜分離症の1例 関西医大滝井
傾斜乳頭に伴いピット黄斑症候群類似の黄斑部網膜剥離。OCTでは、網膜剥離、網膜分離、外層円孔。治療としては、PVD作成して、内境界膜剥離でガス入れずに改善。原因は硝子体牽引らしい・・。

10、治療前後における脈絡膜形態および血流変化を観察した低眼圧黄斑症の1例 大阪医大
野球の自打球を当てて、毛様体剥離が原因の低眼圧。1.5ヶ月経過して眼圧2、視力(0.3)。encircling+ガス入れて治癒。OCTで見れば網膜・脈絡膜ともに薄くなり、LSFGで乳頭血流低下・後極部血流不変。

11、経過中PCVとCSCRを生じた脈絡膜陥凹の1例 大阪市大
56歳男性。漿液性網膜剥離。PCV+脈絡膜陥凹。IVR3回やって改善したが、CSCR発症して、自然寛解。その後PCV拡大・・・。このCSCRは、PCVネットワークがあるために発生したもの?続発性・・
※何れにしても、脈絡膜陥凹は要注意。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3448114/figure/F1/
by takeuchi-ganka | 2013-04-17 07:43 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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