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第25回日本緑内障学会 その3 (787) 視野検査

第25回日本緑内障学会 その3 (787)  視野検査_f0088231_08531572.jpg
明日香村某所にて


シンポジウム5 視野検査を活かして守る - the goal of visual field test -

S5-1 統計解析で守る 朝岡(東大)

・早期の進行検出:Point-wise二項検定法が有用?

・進行予測:Variational Bayes linear regression ベイズ統計学を用いた進行予測?

・緑内障の90%は未治療(未発見)。より高速・正確・小型・安価な視野計の開発が望まれる・・

さっぱり理解できず・・・・・

S5-2 前視野期から守る 大久保(金沢大)

緑内障を診断・経過観察に使われる一般的なプログラムは30-2で、測定点は6度間隔。これで異常が検出されない極早期の緑内障にはしばしば遭遇する(PPGというには問題があるが・・)。検出されない原因は、視標サイズ・RGCの余剰性の問題・検査点間隔にある。

 ・コーワAP6000を用いるとより早期の検出可能。

 ・眼底対応小視標視野計 fundus oriented small target perimetry 視標サイズ2.3分(ゴールドマンのⅠで6.5分) これにより70%以上で検出。

 ・ニデックRS3000GSSの経過観察解析:セクター毎のベースラインからの変化、トレンド解析、ディファレンスマップ

S5-3 中心視野を守る 面高(東北大)

黄斑部の障害は意外と早期から(14.5%)。眼灌流圧の変動が大きいと中心視野障害されやすい。

24-2/30-2も重要だが10-2も大切。同時にはできないし・・・コーワAP7000で、中心162度間隔視野なら93.5秒で出来て有用(10-2450秒ほどかかる)。

視力低下はQOLに大きく影響。初~中期緑内障で13.3%0.9以下と、末期でなくても、視力障害は生じている。乳頭黄斑線維束の菲薄化に注意。

S5-4 周辺視野を守る 中村(神戸大)

ゴールドマン視野計は生産中止らしいが、その存在意義がないとは思えない。

視神経低形成(SSOHを含む)は、周辺視野の欠損が診断の決め手に・・。視野欠損パターンから脳梗塞部位推定可能。

S5-5 有効視野を守る 奥山(近大)

疲れてしまって・・・休憩。


by takeuchi-ganka | 2014-09-24 08:54 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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