第20回大阪緑内障研究会 その1 (805)
2015年 01月 26日
今回の会場は、ホテルグランビア大阪。アクセスはいいのかもしれないが、基本、車で動く私には専用駐車場がないのが痛い・・・。今回は、勉強会を聞いた記録ではなく、殆ど妄想の世界・・・。読者さん要注意です・・
学術講演 新規緑内障治療薬について
先日詳しく聞いたグラナテックのの話と思われるので、パスします。
症例報告 初期緑内障の診断と視野測定間隔 近大 江浦真理子先生
※全く聞いてないので、100%妄想です。
非常に長い間、緑内障の視野欠損と言えば、ビエルム暗点、鼻側階段・・・という固定観念に支配されてきたので、そこからの離脱は若干難しかったのですが、最近やっと、10-2の異常を初期緑内障パターンとして理解できるようになりました。代表例を3パターンほど。
①PPGの時もありますが、30-2で明瞭な異常が検出されているにも関わらず、10-2では全く異常がない場合もあります。この視野は、30-2で明瞭なVFDがあるので、初期じゃないですが、10-2は異常なしです。ここまで30-2で障害されると、乳頭変化は明瞭ですが、10-2に異常がでないパターンのGONは、乳頭陥凹が軽くて、見逃しやすいので要注意と考えています。
30-2は立派な緑内障


②中心窩のすぐ鼻側から耳上側(耳下側)へ連なる暗点(神経線維走行に一致)。初めてこの視野結果を見た時は、んん?でしたが、よく考えると、神経線維走行に一致している訳ですし、結構多いパターンです。緑内障は初期には中心視野を障害されにくい・・・という旧来の考えを覆してしまいました。緑内障は、かなりの確率で真ん中からやられる・・・。








※様々な新しい視野計があるでしょうが、既存の最も普及しているハンフリー視野計の昔から搭載されている10-2を使うことで、再現性の高い初期緑内障性変化を取られることが出来ます。


