『Peripapillary Changes In Pathologic Myopia』 その1 (865)
2015年 09月 10日

『Peripapillary Changes In Pathologic Myopia』
http://www.retinalphysician.com/articleviewer.aspx?articleID=107526
『Peripapillary ChangesIn Pathologic Myopia』と題するKyoko Ohno-Matsui先生の文章をネットで拾ったので、ちょっと読んでみました。現金なもので、SS-OCT(トプコン)導入に伴い、いままでそれほど強い興味がなかった高度近視が急に気になる存在になってきました。
高度近視眼の視神経乳頭に特徴的な形態学的変化:強膜クレッセント、傾斜乳頭、続発性の巨大乳頭⇒乳頭や乳頭周囲の機械的な伸展が原因。また近視眼底病変では説明できない視野欠損が高度近視患者では稀でない。(V4イソプターの10%以上の低下で定義される)視野欠損が高度近視眼の13.2%に見られるそうで、そのメカニズムは?
SS-OCTは、frequency swept laserを光源として用いて、通常のOCTよりより深い組織に到達することが可能。深い解剖学的な構造をイメージすることが可能になり、後方構造の評価が可能に。特に、薄い脈絡膜をもった高度近視眼においては、強膜全層が観察できる。非常に強い近視においては、眼窩脂肪も見える。SSOCTを用いて、病的近視眼の乳頭・乳頭周囲を分析
病的近視のOCT所見
① PeripapillaryIntrachoroidal Cavitation
乳頭周囲のICCは高度近視眼の視神経乳頭の下方の黄色-橙色病変。ICCのある眼では、視神経乳頭は傾いている。この状態は、もともと病的近視眼の乳頭周囲剥離(peripapillary detachmentof pathologic myopia : PDPM)として報告されていた。この図は、たまたま見つかったICCですが、このような病変が、病的近視の5%に見られ、ICCを持つ眼の71%に緑内障性視野欠損があるそうです。このICCにも他に様々なパターンがあるそうです。時にICC上の網膜内層に欠損があって、硝子体腔と直接連絡があるケースもあるらしい。



