第21回 大阪眼科手術シンポジウム その3 (879)

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※ちょっと気になったのでパチリ・・


2,黄斑疾患の外科的治療 大路正人 滋賀医大一般講演

1)糖尿病黄斑浮腫

  • PAT SurveyDME まず抗VEGF ルセンティス・アイリーア・アバスチン・・
  • RESTORE StudyIVRのみ7.1回/年、PC併用でもIVR7.8回/年

※アイリーア・ルセンティス・アバスチンは、差はないがベースライン視力悪いとアイリーアがいい・・IV9回/年ぐらい・・

問題点は、年に89回も注射が必要なことと、効かないこともある(611%)。また完全に浮腫を消失させることは困難。

⇒アメリカでは、なかなかビトしない。抗VEGFで押すらしい・・・・。ビトが効くのは、硝子体牽引を除去・ゼリーそのものを除去することで、虚血部位に十分な酸素が届くから?

※81眼にビト。平均64歳。視力0.160.256M)、網膜厚533346。確かに浮腫は軽くなり視力は改善していて、関連あり。何故かアメリカでは、手術成績が過小評価されている(同時白内障手術しないことが影響?)

  1. スポンジ状     ⇒浮腫改善しても、視力改善しにくい。アバスチン有効
  2. CME+スポンジ ⇒浮腫改善すると視力改善。トリアムシノロン有効
  3. SRD+スポンジ ⇒浮腫改善すると視力改善。手術有効
  4. 全て        ⇒浮腫改善すると視力改善

Visualoutcome after intravitreal bevacizumab depends on the optical coherencetomographic patterns of patients with diffuse diabetic macular edema. ShimuraM, Yasuda K, Yasuda M, Nakazawa T. Retina.2013 Apr;33(4):740-7.

手術の功罪:無硝子体眼だと、クリアランスがアップするので、抗体VEGF注射が効きにくくなる?。サルの実験では、半減期が、ビト(+)2.22.8日⇒ビト(-)1.11.5日に・・。また抗VEGFによる抑制期間も、ビト(-)では短くなる。 ※但し、アイリーアのみ別で、ビト(-)でも結構長い。低い濃度でもブロック可能だから・・・。

またビト(-)VSビト(+) ⇒IVRの治療効果同じだと・・・

2)黄斑下血腫

原因疾患は、PCV、網膜細動脈瘤、近視性脈絡膜新生血管・・・・。中でも加齢黄斑変性の視力予後不良。治療に緊急性あり⇒視細胞へのダメージ、時間経過と共に強くなる・・ので。ガスで移動。tPA+ガスの方がよく動く

Comparisonof pneumatic displacement for submacular hemorrhages with gas alone and gasplus tissue plasminogen activator. Retina. 2013 Oct;33(9):1908-14.  Fujikawa M

※加齢黄斑変性は動きにくいが、網膜細動脈瘤は動きやすい・・。2週間過ぎると動きにくくなる。

動きにくいケースでは、網膜下に

  1. PA⇒動き安くなる。
  2. ベバシズマブ⇒併用した方が成績いいらしい。ガスと同時でなくてももいいかも・・・
  3. 空気⇒この方が動きやすい?批判的な意見もあるらしい・・

※稀だが大量の黄斑下血腫は、非常に予後不良。手術必要・・

3)Head up Vitrectomy

3Dモニター見ながら手術可能。 True vision LEICA)/Ikegami (ツアイス)

http://www.leica-microsystems.com/products/surgical-microscopes/ophthalmology/details/product/truevision-3d-visualization-system-ophthalmology/

術者が楽。よく見えて、照明も暗くてよく、見学者含め皆同じものを見ることができる。近未来の眼科手術?


by takeuchi-ganka | 2015-10-01 12:38 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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