Retina Glaucoma Club 2016 その4 (915)

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今年の一番人気は『武蔵野』


2,視野検査による緑内障スクリーニング 松本長太 近大教授

スクリーニング自己検査・検診・QOV評価

緑内障患者の90%は自覚症状がないので、どうにかして見つけるしかない。提示症例は30°以内しか測定しない静的視野では結果が真っ黒になるケースだが、ゴールドマンでみると、かなり視野が残存していて、両眼で見ていると、あまり欠損部位がないことがわかる。逆に、かなり進行していても、自覚症状は頼りにならないので、簡便なスクリーニングが必要・・・。

スクリーニング目的の視野検査の問題点

  1. 両眼性:片眼に視野欠損があっても他眼が補う。⇒気づきにくい
  2. 補填現象:視野欠損部位が黒く抜けたり、白く抜けたりする訳じゃない。⇒気づきにくい・・
  3. ※緑内障患者さんの見え方について→http://takeganka.exblog.jp/20784246/
  4. 眼球運動:見たいところに眼は動くので、視野欠損に気づきにくい・・
  5. 視覚的注意:注意していない部位の感度は低い。(同じ測定点の感度でも10-230-2より高い)
  6. 有効視野:特定の課題の為に必要な範囲(そうでない範囲なら気づきにくい・・)

※視野(閾値)検査は、見えるか見えないかギリギリの指標を提示して閾値を決定するが、実際の日常生活では閾上刺激ばかり?(検査よりずっと明るい!)

1)スクリーニング方法

1,紙媒体

 ※ちゃんと片眼づつ行ってるか、固視できてるか、視標の数・配置など問題点多いが・・・

  1. 鈴木式アイチェックシート 
  2. クロックチャート(http://www.ntg40.jp/selfcheck/howtouse02.html新聞に折り込んだ、この紙媒体の成果としては、758万人がこれを見て、49万人が異常を感じて、33万人が病院へ行き、7万人に眼疾患が見つかり、3万人に緑内障があったと・・・。これを効率がいいと考えるかどうか。

2,ディスプレイ:

  1. ノイズフィールド http://www.ntg40.jp/selfcheck/ (White noise field campimetry. A new form of perimetric examination Aulhorn E) 
  2. フリッカーテスト(http://www.ntg40.jp/selfcheck/howtouse03.html

3,インターネット ;http://www.keepyoursight.org/ 

2)検診

短時間で、明室で、持ち運び可能で、適正な疾患感度特性が必要。現時点では、FDTぐらい?

ヘッドマウント視野計アイモの紹介⇒http://www.crewt.co.jp/md/medical-top/medical-product 

ハンフリー同等のプログラムと独自プログラム(AIZE)、アイトラッキング(リアルタイム視標補正)、片眼遮閉不要で、両眼ランダム測定。小型軽量でどこでも可能・・

  1. 瞳孔視野(他覚的視野測定)
  2. 眼球運動追従視野
  3. FDT, Noise , Pulser
  4. 変視症:Amsler , M-CHARTShttp://inami.co.jp/files/topics/1364_ext_02_0.pdf )
  5. ロービジョン対応
  6. 立体視

3) QOV評価

運転免許適正検査:現行の150°の視野があるかどうか調べる検査は、殆ど意味をなさない?

Esterman 視野が有望?高齢者講習で導入へ?


by takeuchi-ganka | 2016-02-25 17:29 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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