第4回若葉の会 その2(950)
2016年 06月 17日

特別講演
OCTからみる神経眼科2016 兵庫医科大学 副学長 三村治
除く
- 7歳男児。不同視弱視 ⇒ 偏心固視(OCTで容易にわかる・・・固視不良との区別は?)
- 心因性視力低下? ⇒ 網膜分離症:X染色体連鎖性網膜分離症(X-linledretinoschisis:XLRS)
- 先天性眼振① ⇒ 黄斑低形成
- 先天性眼振②(アルビノ) ⇒ 黄斑低形成
- 先天性眼振③ ⇒ 黄斑部網膜外層障害(錐体ジストロフィー) ※先天性眼振の40%にOCTで異常あり
- 30歳女性、光視症、視野欠損 ⇒ AZOOR・・多局所ERGもいいのだが、OCTなら遥かに簡単に黄斑外側の外層障害
- 47歳男性の両耳側半盲(視交叉を下方から圧迫) ⇒ cpRNFL解析でbow-tie atrophy ※通常bow-tie atrophyは、視交叉後LGN前の障害では? http://cursoenarm.net/UPTODATE/contents/mobipreview.htm?24/4/24647
- 視神経炎 ⇒ cpRNFL↑↑回復すると↓↓
- 抗AQP4抗体陰性視神経炎 ⇒ cpRNFL異常なし?数カ月後↓ GCC↓(軽微) ※比較的若年、再発ない、男女差ない
- 抗AQP4抗体陽性視神経炎 ⇒ GCC↓↓ ※再発多く、高齢で、女性に圧倒的に多い。
- レーベル病(LHON) 視力悪くても、対光反応異常なし ⇒ cpRNFL長期間腫脹(数ヶ月)、GCC徐々に低下
- 6歳男児 LHON 左眼高度の視力低下、ハンフリー視野真っ黒 ⇒ GCC左眼↓↓、右眼も少し↓ ※子供のLHONは回復する!?
- 11歳男児 DOA(優性遺伝性視神経萎縮) 視神経蒼白、対光反射異常なし、ハンフリー視野異常なし ⇒ cpRNFL耳側↓、GCC↓↓
- 心因性視力低下疑い ⇒ GCC↓↓・・・・DOAだった。視力はLHONよりいいけど、耳側cpRNFL↓↓、GCC↓↓
- LOHNに対するイデベノンの効果。治験では900mg(30錠)分3。6ヶ月投与し、有効だったと。時間が立ってから視力アップ?視力は大してよくならなくても、50%で視野改善。
- 圧迫性視神経症 40歳女性の視神経鞘髄膜腫(ONSM) ⇒ cpRNFL腫脹
- 31歳女性左眼視力低下(0.6)、中心暗点、視神経鞘髄膜腫、脳外では “wait and see” 経過観察のみ・・だったが、視野視力悪化したので、IMRT(強膜変調放射線療法)で視力・視野著明に改善。その他5例全てで改善して視力1.0に。
- 77歳女性 両耳側半盲 ⇒ GCC 黄斑鼻側の菲薄化(LGN以前の視路の障害) Kanamori A Graefes Arch ClinExp Ophthalmol. 2013 Feb;251(2):591-5.
- 67歳女性 同名半盲 ⇒ GCCも対応部位↓(MRIの視索の萎縮に先行)
- 33女性 同名1/4盲 ⇒ GCCの対応部位↓(MRIで検出できないことも・・・)
- 78歳女性 少し崩れた両耳側半盲、EB内服、EB中止して改善。(視交叉の亜鉛含有量が乏しい成人で、EBにより亜鉛欠乏が視交叉で生じると、両耳側半盲類似の視野に)
- ミトコンドリア視神経症(MON) ゆっくり視機能低下、対光反応保持。メラノプシン含有RGCは障害されにくいから・・。
- EB内服でLHON発症
- 視神経炎 GCC低下 NMO-ON > R-ON > MS-ON ※プレドニン100mg以上投与しておかないと再発リスク高くなる。
- 網膜の厚みに影響を与える疾患があれば問題点。ME、ERM・・・
- 14歳女性 左眼視力低下(0.4)、視神経乳頭逆位、GCC異常なし、HCLで(1.0)。
- 視力少し悪い。視神経乳頭逆位、ハンフリー異常なし ⇒ GCC↓↓・・・低形成
- 11歳男性 右眼視力低下(0.03)。レーベル?ハンフリー悪いがCFF31/31 ⇒ GCC異常なし、MRI高信号⇒視神経炎、ステロイドパルスで視力改善
- 80歳男性 左眼視力低下、PE(++)、ハンフリー異常なし、GCC??・・・ただの後囊下混濁白内障

