第2回滝井レチナ倶楽部 (974)

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第2回滝井レチナ倶楽部 2016/10/06 @セントレジスホテル大阪 11階ファウンダースイートの間

懇親会でうつつを抜かしている間に、重要な(?)メモ用紙を持ちされられてしまったので、印象に残った部分のみ・・・また、個人的に大変お世話になってしまった西村教授・尾辻准教授には、軽々しくツッコミが入れられない・・・()ので、当たり障りのない感じで・・

1,Dr.ミッキーのOCT講座 Part1

2,症例経過報告

3,症例相談コーナー

相談に答えるのは西村教授:結論は、まあしゃーないんちゃう・・・と言いながら、含蓄のあるお答えが・・・。相談の症例は、高度近視で網膜分離⇒中心窩の剥離⇒黄斑円孔⇒網膜剥離(黄斑のみ)⇒やがて全剥離のリスク・・・?という症例が紹介されていた。片眼は既に黄斑円孔で手術しているが黄斑円孔閉鎖しなくて視力不良?患眼は視力が黄斑円孔になって、一部剥離になっても、まだ手術の同意が得られなかったので困っていると・・・。このままだと全剥離になって視力不良に。結論としては、手術のタイミングとしては、中心窩剥離になってからでは、術後黄斑円孔になる可能性が高いので網膜分離の段階がベストらしい。ただ、この時点では、視力良好だったので、片眼失明している患者さんが、手術に踏み切れないのも仕方ない・・・^^; まだ見えている唯一眼に手術して視力低下したら、患者さんは、手術したから視力が悪くなったと思うだろう。視力低下を防ぐにはそれしか方法がなかったので手術を受けたが、それでも視力低下を防げなかった・・とは、なかなか考えてはくれない?そこは、医師と患者との信頼関係の問題で、絶対的な信頼があれば、手術になるのかもしれないが。

4,当院におけるBRVO治療について 尾辻剛

メモがないので、BRVOのみ RVOに対する治療は、コンセンサスが得られているようなそうでないような・・・微妙な状態が続いている。このありふれた疾患の治療方針が、何故中々コンセンサスが得られないのだろう。BRVOという名前は一緒でも、実際網膜静脈のどの部分でどの程度閉塞するかによって、症状・病態・重症度も様々なので、簡単に治療方針を示すことは難しいのかもしれないが、かつて、線溶療法・抗凝固療法・光凝固がメインだった時代から、硝子体手術や抗VEGF治療・ステロイド治療がメインの現在の間で、施設によって、異なる治療が行われている気がする。

短期的には、黄斑浮腫が問題となり、長期的には新生血管が問題に。新鮮例の治療は、黄斑部浮腫があれば、ルセンティスやアイリーアの硝子体注射かSTTA。それが無効であれば、他の治療法(硝子体手術)を考慮する必要があるのだろうが、一端注射が有効だったのに再燃再発があれば、何度も注射を繰り返すサイクルに入ってしまう。何回かやってそのサイクルから抜け出せればいいのだが、抜け出せない場合はどうなるのだろう。①手術をすすめる ②患者が諦める ③医者が諦める ④取り敢えず続ける・・・何だかスッキリしない。素人考えでは、注射の効果が出たら、一時的にでも黄斑浮腫が消失している間に、信州の村田先生のおっしゃるような条件0.03秒、50μm100mWが、atrophic creepが起こらない条件?)で、毛細血管閉塞部位を網膜光凝固すればいいと思ってしまうのだが、現時点では、十分なスタデイがなく、コンセンサスが得られていないらしい。ただ、黄斑浮腫といっても、幾つかのパターンがあり、びまん性浮腫には網膜光凝固は効かないらしいが・・。

 慢性期に入り、広範囲の無血管野ができていたら、網膜新生血管やNVG予防の為にも、網膜光凝固を入れるというのは、今でも変わっていいない。

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by takeuchi-ganka | 2016-10-09 11:40 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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