2017年 10月 05日
第28回日本緑内障学会 その1(1044)
O08-1機能と構造
OCTAngiographyの乳頭3.0×3.0mm撮影と4.5×4.5mm撮影の比較 Comparisonof the two OCT Angiography scanning areas; 3.0x3.0mm versus 4.5x4.5mm 阪口仁一(金沢大)
視神経周囲の血管密度を見るのだが、通常小さいと綺麗に撮れるし、大きいと画質が落ちる。まあこれは器械が発達段階の初期(?)にあり、より進化したOCTが現れたら当然画角は大きい方がいいに決まってる筈だが、現時点では、診断能力は同レベルだと。
008-2
広義・原発開放隅角緑内障眼におけるOCT-Angiographyを用いた中心窩無血管領域と網膜内層厚および視野との関係 Alterationsof the Foveal Avascular Zone. macula inner layer and visual field defectMeasured by OCT-Angiography in POAG with patients. 落合竣(新潟大)
折角OCTAが撮れるのだから、調べてみただけ?FAZと緑内障との関係。FAZは、最も中心に近い網膜血管より内側の部分。緑内障との関係と言われても、若干希薄な気がするのだが。このFAZの拡大が、GCCや10-2や中心窩閾値と相関と負の相関ありだと。もう少し外側で、緑内障アクシデント(網膜内層の構造変化)は発生している気がするのだが・・。それともそれがあれば、最も中心側にあった毛細血管が移動するか消失するのだろうか・・?