関西医大眼科同窓会 秋の勉強会 2017 (1054)

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そろそろ見頃かなあ・・

ミニシンポジウム OCT Angiography

OCT Angiographyが徐々に普及してきています。発表で提示されるきれいなデータと臨床現場での有用性との間には、まだかなり乖離がありそうですが、高橋教授の来年の日眼の宿題報告(・・じゃなくて、評議員指名講演)の準備の為に(?)導入されたツアイスの新しいSSOCTPLEX ELITE9000による画像は非常に綺麗で、時代が1つ進んだ気がします。

 OCTAは、en face画像(鋳型標本のような画像)とcross sectional画像があり、加齢黄斑変性であれば、en face画像では脈絡膜新生血管の全体像が見えるし、cross sectional画像では血流のある部位は赤く表示されるので、網膜断面のどの部位(層)に新生血管があるのかが明らかに。

 通常の造影と異なるのは、層構造の同定が可能で、表層血管・深層血管・脈絡膜・・ など部位を選べる。無侵襲なので、何度も行えるので、CNVのモニタリングが容易に。保険の問題はあるけど、FAIAと異なり、毎週でも毎日でも検査は可能。

1,緑内障 千原智之

情報量の多い発表ではあったけど、何がどのように有用なのだろう?研究としては面白いツールに間違いないが。視神経乳頭や視神経乳頭周囲の血管構築(表層・深層・脈絡膜)は緑内障の診断・経過観察においてどの程度有用なのか不明なまま。ただ、NFLDとの関連とかそれほど鋭敏でなさそう・・。通常のOCT所見が、緑内障初期において鋭敏かつ重要だが、RPCの変化は中期から末期にかけて変化するようで、緑内障においては、遅れて訪れる変化のような気もする。

2,糖尿病網膜症 盛秀嗣

 これは、緑内障よりは有用そう。多分、ステージ・活動性が異なる2つのタイプの新生血管があり、①繁茂様RNV ②ループ様RNV ①はカラー写真では写りにくく、FAで旺盛な漏出が見られる新生血管で、②漏出の少ない活動性の低い新生血管。RNVがビト後きれいになくなったり、PRPでは、減少・不変・悪化する状況が観察される。

3,網膜血管閉塞症 吉田秀之

 ①無潅流領域 ②新生血管 ③毛細血管瘤 ④異常血管・・・

など重要な所見が簡単にわかる。FAZが簡単にわかるので、NPAを伴うFAZMAを伴うFAZと視力との相関の解析が進んでいる。傍中心窩血管密度・傍中心窩無潅流領域と視力との相関についても・・

4,加齢黄斑変性 永井由巳

やはりPLEX ELITE9000の画像は美しい。CNV検出率も80%以上。
※ちょっと短いけど、寝てた訳ではありません^^;



by takeuchi-ganka | 2017-10-23 09:50 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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