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第28回日本緑内障学会 その9 (1057)

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長雨が続いた後、止めの台風で淀川も増水。大和川ほどではないけど・・


その9

一般口演14 QOL・症例報告/QOLCasereport

O141 後期緑内障患者に対するドライビングシミュレータ施行後7年の運転調査

7-yearfollow-up in patients with advanced glaucoma after driving simulator 国松志保(東北大)

視野欠損(+)の人にリスクを知らせた後期緑内障患者(24-2で-12dB以下)40名。7年後16例(40%)が運転中止していて、運転継続群とくらべて、視力・視野エスターマンスコアが悪く、ドライビングシミュレーター事故も多かった。

O142 Predicting future self-reported motor vehicle collisions in glaucomausing the penalized support vector machine method. 結城賢弥(慶応大)

将来の自動車事故が予測できるかどうか。事故を起こした人と起こしてない人の間に差(-)?眼のデータだけでは無理・・・やはり態度・性格の問題は大きそう(質問票)。

O14-3 原発開放隅角緑内障と歩行時間の関係

Factorsassociated with walking time in subjects with primary open-angle glaucoma 守谷元宏(慶応大)

1時間以上歩行している人の医療費は低いと言われるが、緑内障との関係は?緑内障の有無や重症度別でも差はなかった。年齢・性別・転倒恐怖感のみ関連(+)

O14-4 緑内障加療中に頭蓋内疾患の合併が明らかになった4

Fourcases in which complication of intracranial disease was revealed duringglaucoma treatment 長谷川友加里(新潟大)

  • 症例159歳女性。NTGで治療中、急激な左眼の視野悪化。視野とOCT所見の不一致。en Face画像と一致しなかった。両耳側半盲疑いで、下垂体腺腫が見つかった。
  • 症例257歳男性。POAG治療中に急激な右眼視野悪化。下垂体腺腫。
  • 症例356歳女性。POAG治療中急激な視力低下。両)盲点中心暗点。鞍結節髄膜腫
  • 症例4POAG治療中急激な視野悪化。両耳側半盲。下垂体腺腫。

※緑内障が進行していると、わかりにくいこともある。

OCTで、NFLが保たれていて、GCLが低下していることあり。

O14-5 慢性経過の白内障術後悪性緑内障に対し硝子体カッターによるトンネルテクニックが奏功した症例

Acase of chronic course pseudophakic malignant glaucoma treated with peripheraliridectomy, capsulo-hyaloidectomy, and anterior vitrectomy

今木裕幸(大塚眼科)

76歳女性。白内障術後2ヶ月目、浅前房・眼圧上昇あり、レーザー虹彩切開術(この時点で、瞳孔ブロックがあったとは考えにくいが・・・)。その後も眼圧上昇・浅前房・PAS悪化してきたので、硝子体手術+GSL。一旦、前房深度正常化後、浅前房化(つまり、最初から毛様体ブロックがあり、レーザー虹彩切開術しても、ビト+GSLしても解除していないということ)。そこで、peripheraliridectomy, capsulo-hyaloidectomy, and anterior vitrectomyを行って、毛様体ブロックが解除できたと。2回目の手術で、前方の硝子体が除去できていたら、それで終わっていた筈で、3回目は、毛様体ブロックに関わる部分の硝子体が残存していたので、そこを切除しただけということかも?

O14-6 透析不均衡症候群に伴う続発性緑内障に対し血液濾過透析を行った4例の検討

Fourcases of hemodiafiltration dialysis against secondary glaucoma associated withdialysis imbalance syndrome 浅野亮(JCHO中京)

  • 症例1:54歳男性 DMによるNVGとぶどう膜炎。HDAFBFに変更して透析中の眼圧下降。
  • 症例2:56歳男性 NMによるNVGExPRESS術後、HD中頭痛・霧視⇒オンラインHDFに変更して眼圧下降。
  • 症例3:74歳男性。DMによるNVGで加療中。オンラインHDFに変更後も眼圧高いのでレクトミー。
  • 症例4:65歳男性、DMによるNVG。オンラインHDFにしていたが、血流量を下げて眼圧下降。

※眼内浸透圧の低下が、血漿浸透圧の低下に遅れるので、水が引き込まれて眼圧が上がる。

AFBF:アセテートフリーバイオフィルトレーション:AFBF(Acetate-FreeBioFiltration)

http://www.matsuyama-iin.com/ketsueki.html#id002

※何故、NVGばかりなのだろう?他にも起こりうるような気もするのだが・・・

O147 マイトマイシンC併用sinusotomy併用trabeculotomy後に濾過胞感染を繰り返した1

Acase of bleb related infection after combined trabeculotomy and sinusotomy withmitomycin C

太田友香(慶応大)

32歳の発達緑内障。ロトシノにMMCを使うという不思議な手技。若い女性だったので、本格的レクトミーを避けた?でも濾過胞が出来て感染を繰り返し、左眼はほぼ失明に。右眼も感染したが薬物治療とその後濾過胞再建で寛解。要するに濾過手術の濾過胞感染。※MMCレクトミーは5年で2.2%濾過胞感染。1.1%眼内炎。やはり怖い手術だ・・。


by takeuchi-ganka | 2017-10-31 14:24 | 緑内障 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


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