第28回日本緑内障学会 その10 (1058)

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その10

モーニングセミナー5

緑内障の進行評価と治療強化のタイミング

1,緑内障の進行評価 三木篤也(大阪大)

進行評価は難しい。視野の進行の評価は、トレンド解析が有用だが、意味のあるMDスロープを得るのには、結構時間がかかる。年2回の検査だと、45年かかる?2ヶ月に1回できれば、2年でわかるが現実的でない。(※私の意見だが、最初だけは検査回数多くして、その時点の進行速度を推測するしかないのかも。ただ、30-210-2も必要だとすると、治療開始当初の評価が定まるまでは、それなりに時間がかかる。OCTが登場し、もう少し早く進行速度を知ることが出来ると期待したのだが、現時点では、満足のいくトレンド解析ソフトはない?)

 緑内障疑い患者で、視野欠損(+)となった眼のcpRNFL厚の減少速度は、-2.02μm/年で、視野欠損(-)の眼は、0.92μm/年だった。1μm/年早くなると視野異常リスク2倍だと。OCTなら頻回にできるので、やはり、cpRNFL減少速度だとか、GCC減少速度を見るのがいいのかも。

2,緑内障治療:強化のタイミング 福地健郎(新潟大)

  • QOLは、視野の悪い方の眼よりも良い方の眼に大きく影響される・・・・?
  • 中心窩閾値と視力は強く相関するが、同じ1.0の視力でも感度が悪いギリギリの1.0と余裕の1.0がある・・
  • 30-2でも10-2でも、視力と強い相関のある測定点がある
  • 特に気になる場所をカスタムでトレンド解析・・
  • 視力が悪い時は、①角膜上皮障害は?②黄斑疾患は?(OCT macula)③緑内障(中心窩・10-2)④白内障
  • 目標眼圧:リスクの評価(眼圧・変動・DHCDRPPA・・・・)
  • 高い眼圧の緑内障は、MDスロープと眼圧はと弱い相関あるが、低い眼圧の緑内障はそれがない。ただ変動が大きいと悪化速い。で、POAG10-12以下が目標。NTGは一応8-10が目標?
  • 眼底所見:DHが進行の印(Kim HS,Ishida,北澤・・・)
  • Comparison of myopic andnonmyopic disc hemorrhage in primary open-angle glaucoma. Kim HS Jpn JOphthalmol. 2013 Mar;57(2):166-71.
  • GEタイプは、進行速い。
  • Progression of visual fielddefects in eyes with different optic disc appearances in patients with normaltension glaucoma. Nakazawa T J Glaucoma. 2012 Aug;21(6):426-30.
  • OCTCDR大・リム狭い・・進行リスクファクター


by takeuchi-ganka | 2017-11-02 16:18 | 緑内障 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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