第23回大阪緑内障研究会 その2 (1031)

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梅は咲いたか・・桜はまだかいな・・


基調講演 緑内障手術の治療戦略~濾過手術を再考する~ 阪大 臼井審一 

集中力の欠如により、この講演も聴いている内に、妄想が・・・。以下講演内容とはかなり乖離しています。

緑内障手術には、濾過手術と流出路再建術がある。流出路手術もMIGSの登場で多岐にわたるようになりました。従来の眼外法トラベクロトミーだけだったのが、トラベクトーム・カフーク・マイクロフック・360°の糸ロトミー・iStent・・・など。対象は、発達・続発・ステロイド・PEPOAG・・・など。濾過手術は、日本では長年トラベクレクトミーだけだったのだが、最近はエクスプレスを用いた濾過手術がかなり多くなった印象がありますし、アーメドやバルベルトも定着しつつあるようです。

目標眼圧の設定は、難しい。病期・ベースライン・年齢・進行速度・その他のリスクファクターによって決定される・・・と言うのは簡単だが、個別にそれを決定するのは難しいし、それをクリア出来ないからと言って、すぐに手術するわけにもいかないだろうし。現実には予想外に高い眼圧で進行しないこともあったり、低い眼圧でも進行することもあり、眼圧だけが進行因子でない可能性も高い。結局、個別の目標眼圧の設定は結構難しい。一応の基準としては、20%以上、できれば30%以上の眼圧下降とか、10mmHg以下を目指すとか?目標眼圧を確実に達成しようと思えば、濾過手術に頼らざるをえないことも多いが、濾過手術は術後の問題点も多い。急激な眼圧下降が上脈絡膜出血を誘発することも。過剰濾過があり低眼圧浅前房になると思えば、濾過胞がすぐに縮小して再建術を繰り返すことも。視力低下することも多く、濾過胞感染で失明することさえ。つまり、そう簡単に目標眼圧が達成できないから、濾過手術しましょうとは言いにくい。難治緑内障で、複数回手術しているような眼では、上脈絡膜出血(駆逐性出血)のリスクも高くなるし。一方でバルベルトやアーメドと言ったシューブシャント手術が普及しつつある。TVTスタデイでは、レクトミーより成績がいい。問題点は多いものの、徐々に普及していく可能性が高い。高度近視を伴う緑内障に対する対応は?ただ急激な眼圧下降は更に悪化を招くリスクもあり、これはエクスプレスのいい適応?

※相原先生:駆逐性出血は、術中血圧上昇(トイレ我慢)で起きたり、術後も前かがみ姿勢で力んだりして発生することがある。エクスプレスでも経験ありだと。術中強い痛みを訴え、駆逐性出血が予想される時、兎に角眼を押さえる。強く押さえると眼圧が上がって、痛みが軽くなる。痛がらなくなるまでおさえ続けるのだが、1眼は20分、もう一眼は45分も押さえたらしい・・。


by takeuchi-ganka | 2018-01-31 08:48 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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