第13回くすのき眼科臨床懇話会(最終回)その1 (1038)

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大阪城梅林はほぼ満開。この角度からの景色が素敵・・

13回くすのき眼科臨床懇話会(旧松下病院眼科臨床懇話会)

ホテルアゴーラ大阪守口

松下記念病院の眼科は、上原先生の後、岡見先生が14年間にわたって部長を務められていました。この眼科は上原先生時代から長年にわたり関西医大の斜視弱視分野をリードしてくれたのですが、ついにこの病院が、関西医大系列から府立医大系列になってしまうことになり、この日は、勉強会というより岡見先生の慰労会的色彩が濃い集まりとなりました。岡見先生を慰労する意味を込め(?)、いつも殆ど出席しない勉強会後の懇親会にも顔を出し、厚かましく二次会にも出席してしまいました。岡見先生14年間ご苦労様。小さな眼科の勉強会では、頼りにしていますので、これからも仲良くしてくださいね。

症例検討会

アレジオン点眼液製品紹介

ちょうど大阪でもスギ花粉飛散が始まり、いいタイミングでの製品紹介。改めてアレジオンの薬理作用について。

1,肥満細胞からのメディエーター遊離抑制作用
2,ヒスタミンH1受容体拮抗作用

    • インバースアゴニスト:H1受容体の数を減らす
    • PGD2を介するそう痒感を抑制
    • ヒスタミンH1受容体への高い結合親和性(オロパタジン34vs エピナスチン4.5
    • ヒスタミン非存在下で『不活性型⇔活性型』と行き来しているが、インバースアゴニスト:活性型⇒非活性型に?で数を減らす・・

3,初期療法の有用性(vs オロパタジン)
4,スギ花粉アレルギーのある人(特異的IgE抗体陽性)は、ヒノキも65%、イネ20%ほど陽性で、ダニも35%前後陽性だが、インバースアゴニストがここにも効いてくる。


当院で斜視手術を行なった対応異常の症例

ディープな話なので、門外漢の私には、殆ど暗号解読作業のようだが、網膜対応を検査する方法としては、

  1. 線条レンズ試験(バゴリーニ)
  2. 残像検査
  3. プリズムテスト
  4. 牽引テスト

72例の手術症例で、17例の対応異常があり、2例は全ての検査対応異常、6例は一部対応異常、9例は対応欠如。手術後複視(+)1例のみ。16例は複視(-)

対応異常が深い症例と浅い症例の2例が提示。

1、22歳男性で5歳の頃から内斜視(45⊿ほど)で、対応異常(+)。非調和性異常対応症例で、完全正位目指すと、術後背理性複視のリスクが高いので、1ヶ月ほどプリズムを貸し出して、妥協点を探して手術して、術後なんとか問題のないレベルをキープできた?深い対応異常の場合の対応。

2,59歳女性で、50⊿ほどの外斜視。⇒対応欠如或いは非調和性異常対応の外斜視だが、対応異常浅い。術後正位に近い状態だが、複視(-)





小さい春、みーつけた!






小さい春、みーつけた!



by takeuchi-ganka | 2018-03-04 17:22 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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