第423回大阪眼科集談会 その2(1044)

第423回大阪眼科集談会 その2(1044)_f0088231_16490233.jpg
もう20年ぐらい前の写真かなあ・・・この頃が一番幸せだった気がする・・^^;


5,前眼部OCTを用いて解析した屈折矯正手術後に角膜混濁が悪化した顆粒状角膜ジストロフィⅡ型の2例 的場あゆみ(大阪大)

22歳でレーシック、5ヶ月後再びレーシック。フラップ下に混濁。CCT↑②38歳でラセック。数年後角膜混濁(上皮下沈着)。CCT↑。

※顆粒状角膜ジストロフィⅡ型(GCD2)の治療の基本は、PTK。でも単純に濁っているから削ってとればいいってものでもないらしい。混濁がある程度密になってから・・?また、PTKは不正乱視を残したり、遠視化したりして、必ずしも視力改善しないことも?屈折矯正はその後PEA+IOLを。GCD2で切除すべき混濁は表層だが、レーシックしてしまうと、混濁が深層にできてPTKできなくなる?

※たまたまGCDの患者さんがレーシックを受けたのだろうか。レーシックを行なった医者は、適応ありと判断したのだろうか。かなり疑問が残る。

6,眼底自発蛍光とOCTアンギオグラフィで追えた多発性一過性白点症候群の1例 三澤宣彦(大阪市大)

網膜深層から網膜色素上皮層に類円形の100200μmの淡い白点が多発して、12ヶ月で消える。FAでは過蛍光。IAでは低蛍光。RPEレベルを見るSLOFAFでは過蛍光だがやがて正常化。OCTAngioでは、描出不良(中間―深層レベル)。

7,Microcystic macular edemaの領域拡大を補償光学走査型レーザー検眼鏡で捉えた緑内障の1例 石橋朋幸(大阪大)

よくわからないけど、右眼がPOAGで、左眼がサルコイドーシスによる続発緑内障。右眼の視野が悪化。視野悪化部位に一致して(?)、MMEも拡大。緑内障進行例では、OCTによる進行の評価が困難なことが多いが、MMEの範囲拡大ならわかる?

Clinical evaluation ofmicrocystic macular edema in patients with glaucoma. Eye (Lond). 2016 Nov;30(11):1502-1508. Murata N1,2, Togano T1, Miyamoto D1,Ochiai S1, Fukuchi T1.

もともと様々な視神経症において報告された所見だが、この新潟からの報告によれば、OCTMMEは内顆粒層に見られる空胞で。緑内障眼の1.6%に見られて、これがあると、視力・視野(MDPSD)が悪いらしい。つまり緑内障との関連あり?

8,赤道部を巨大裂孔をきたす網膜剥離の臨床的特徴 河本良輔(大阪医大)

巨大裂孔は、硝子体基底部後縁にできることが多いが、提示症例は赤道部に(格子状変性の後極側?)。①63歳男性。眼軸26.13/25.81でケラトが8.36/8.37程度。②54歳男性。眼軸が25.07/25.79、ケラトが8.01/8.11。軸性近視じゃなく、大きな眼球?が原因?

9,硝子体手術を行なった重症Coats病の視機能予後 立花都子(近畿大)

ステージ3AB4が対象。網膜剥離は外から排液。視機能維持改善は困難・・・

Coats病のStage分類と治療方法

  • stage 1,telangiectasia only 
  • stage 2,telangiectasia and exudation (2A, extrafoveal exudation; 2B, foveal exudation)
  • stage 3, exudativeretinal detachment (3A, subtotal; 3B, total)
  • stage 4, totaldetachment and secondary glaucoma
  • stage 5,advanced end-stage disease.

Stage 1は多くの症例で経過観察。Stage2Stage 3Aは、異常拡張血管に対する光凝固または冷凍凝固,Stage3Bは網膜下液排液や強膜バックリング術,硝子体手術などの観血的治療を併用した光凝固または冷凍凝固が一般的?少し積極的に硝子体手術を行なった結果?視機能予後はやはりよくない?

10、甲状腺眼症による下斜視に対して、A型ボツリヌス毒素製剤併用斜視手術を施行した1例(井上智美)

ボトックスは、眼科領域では眼瞼痙攣に使われる。勿論美容整形ではシワ取り目的で多用されているらしい。これが、斜視手術に?甲状腺眼症で下直筋が肥大した下斜視に対して、上直筋短縮+下直筋後転(ボトックス注射併用)を行い、良好な結果。軽症例ではボトックス単独でも治療可能?

https://ci.nii.ac.jp/naid/130005709382/

11、屈折度の安定性に影響を及ぼす因子の検討 中島伸子(豊中市)

ARK-1sを用いた調節変動量の計測。低年齢や小学校高学年の遠視・近視過矯正で大きいらしい・・


by takeuchi-ganka | 2018-04-10 16:56 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31