第122回 日本眼科学会 サブスペシャリティーサンデー1 その9(1056)
2018年 05月 11日

SS01-3
網膜細動脈瘤治療の最適化 坪井 孝太郎(愛知医大)
これからはRAMと呼ぶのだろうか。1973年Robertsonが最初に報告。40歳以上の9000例に1人。タイプは、①滲出型と、②出血型(網膜前・下出血)がある。診断は、FAやIA(IAの方が見えることもある)、OCT(全層出血で網膜色素上皮不整(-))。治療は、滲出型の場合、黄斑なら光凝固、黄斑外なら経過観察。出血型の場合、PPV、ガスによる血腫移動、光凝固など。黄斑下出血あると視力予後悪い。黄斑円孔合併することも。中心窩との距離が3000μm以内なら積極治療。
※直接凝固の場合、出血誘発リスクと動脈閉塞リスクがある。弱めに光凝固して、OCTAで血流をチェックして不足しているようなら追加光凝固。RAM内の血流がなくなって、抹消動脈の血流が保たれているのがベスト。
SS01-4
視細胞外層症候群(AZOOR等) 近藤 峰生(三重大)
『アズール』とは呼ばず、『エイゾウ』と呼ぶらしい。それ以外にも、MEWDSやPICなどを含めて、視細胞外層症候群。
症例(典型例):33歳女性、片眼がチカチカするという訴え。その後視力低下・視野欠損。眼底に異常なし。視野欠損は、マ盲点拡大・中心暗点。対光反応もやや低下してRAPD(+)。球後視神経炎との鑑別が問題となる。OCTではEZが不明瞭に。AZOORは眩しいが、球後視神経炎は暗いし、眼球運動痛。原因は①ウイルス?②免疫(時々自己免疫性疾患を合併。ただステロイド無効?)。※視力:0.1以下なら戻らないことも。視細胞(外顆粒層)が消えてたら×。
- MEWDS:白点多発、予後良好、EZ不明瞭(白点と関係ない)
- PIC:黄斑部の深層白斑、萎縮残したり、CNV発生のリスクも。
- AIR:若い女性、両眼、ゆっくり進行、視野欠損、自己免疫疾患合併。
- CAR:肺小細胞癌

