第2回日本近視学会 その3 (1070)

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S2-3 病的近視発症は小児期に予測できるか、またその対策は? 横井多恵(東京医科歯科)

近視人口が増加し、それに連れて病的近視の増加が危惧される。将来病的近視になる眼を予測できるのだろうか。これができれば画期的。病的近視:①びまん性萎縮 ②限局性萎縮(patchy) ③Lackercrack lesion ④Staphyloma

近視性黄斑症分類

  • カテゴリー0no myopic retinal degenerative lesion
  • カテゴリー1tessellated fundus(豹紋状眼底)
  • カテゴリー2diffuse chorioretinal atrophy(びまん性萎縮)
  • カテゴリー3patchy chorioretinal atrophy(限局性萎縮)
  • カテゴリー4macular atrophy(黄斑縮)

Am JOphthalmol. 2015May;159(5):877-83.e7. doi: 10.1016/j.ajo.2015.01.022. Epub 2015 Jan 26.

病的近視になった眼の小児期の所見。平均26.3年経過観察した地道な報告。⇒peripapillary diffuse chorioretinal atrophyPDCAがあればハイリスク。 

Ophthalmology. 2016 Aug;123(8):1783-1787. doi:10.1016/j.ophtha.2016.04.029. Epub 2016 May 22. 

乳頭周囲耳側(2500μm付近)の脈絡膜の菲薄化が問題!ここが60μm以下ならハイリスク。

Invest Ophthalmol Vis Sci. 2017 Feb 1;58(2):901-906. doi: 10.1167/iovs.16-20652.

通常、眼軸長の延長は20歳で止まるが、高度近視は止まらない。特に10代で30mm以上の眼は止まらない。早くから(5歳ぐらい)からの対応が必要。

※病的近視の構造的変化は、解剖学的に特殊な構造をもつ乳頭周囲から始まる?要注目。4-5歳で25mm以上ならハイリスク。OKSCL、アトロピン・・・様々な対応が必要?

S2-4 The long-term results of MHRD treated byILM reposition and auto-blood Chi-Chun Lai

英語だったので、あまり理解できていないが、要するに、高度近視合併症のひとつである、黄斑円孔網膜剥離の新しい手術方法の良好な成績について。新しい方法とは、invertedILMテクニック(ILM reposition)に加えて、自己血液をその上に乗せる?この結果が結構よくて、3年経過しても視力は維持されていると。提示されたケースでは、最高0.4程度。

Ophthalmology. 2015 Sep;122(9):1889-98. doi:10.1016/j.ophtha.2015.05.040. Epub 2015 Jul 2.


by takeuchi-ganka | 2018-06-10 15:01 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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