第2回日本近視学会 その4 (1071)

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一般講演3

学童期の近視

O-19 地域住民における近視性眼底病変の有病率の時代的推移:久山町研究 上田瑛美 九州大

久山町研究:近視有病率増加し、近視性眼底病変も増加(051.6%⇒175.9%)。黄斑萎縮は変化ないが、びまん性病変・限局性萎縮病変は増加。

O-20 近視の程度と認知機能障害の関連 木下絵梨 京大

よくわからない話だったが、遠視・高齢・男性・高身長・低学歴ほどMCI多い。他のスタデイでも近用眼鏡所持は認知少ない。焦点の合わない生活が問題??

O-21 『近視予防トレーニング』の試み 第一報 15年以上継続できた2小学校の検討 福與貴秀 福与眼科

ある医師が個人的に正しいと思うことを、多くの子供に強いていいのだろうか。このトレーニングの有効性は?また実際に行われているかどうかの検証は?よほど慎重にスタデイをデザインしないと、この手のトライアルの有効性を証明することは困難な気がする・・。

O-22 小児の近視進行のモデル式構築に向けた試み 神田寛行 大阪大

MyoVisionの臨床試験は、有効性認められなかったが、その時のデータを用いて、近視進行の予測式を・・・。難しくて理解できないが、初診時から半年間の屈折度変化量が、その後の近視進行速度を決める?対象は、612歳だったようで、小学生低学年が最初に来た時の屈折度数と2回目の屈折度数に注意かな。

O-23 学童の近視進行に関連する生活習慣アンケート調査 中村葉 京都府立医大/大阪人間科学大

戸外活動時間が長いと近視抑制?これって、クラブ活動や遊びを屋外で長時間していたら、当然近業(読書・ゲーム・テレビ)時間、特に勉強時間は少なくなると思うのだが・・・

O-24 経過観察中に両眼の眼軸長が短縮した学童の症例 永江功治 東京大/富山病院

なるほど・・・・。今回の2例は9歳と11歳だが、この時期頭蓋骨の成長は、上下方向が大きいようで、眼窩も上下方向 > 前後方向。すると、眼球も上下方向に余裕ができて(?)、この時期一時的に眼軸が短くなることも・・・(と言っても、0.20.3mm程度)。

O-25 先天性強度近視による弱視の視力予後 浅川卓也 京都府立医大

10D以下なら視力良好だが、それ以上の近視は、予後不良のことも(1.0になったのは1/11眼)。また網膜剥離の頻度も結構高い。9歳以下で-10D以上はRRDのリスク大。-6D以上はすぐ弱視治療を。

O-26 中学生における乳頭周囲網膜神経線維隆起の変化と眼軸長・眼軸延長の関係 篠原祐樹 鹿児島大

 近視が進行してくると(眼軸が延長)、乳頭がいわゆる近視乳頭に徐々に変化するとともに、乳頭鼻側のNFLが盛り上がってくる。これをperipapillary nerve fiber elevation : NFEと呼ぶらしい。中学1年と3年で見て、眼軸延長しているほどNFE高い。ただ男性ではそうだが、女性はそれほどでも・・(性ホルモンの影響?)

O-27 小学3年から4年時と4年から5年時の眼軸伸長スピード 山下高明 鹿児島大

3年生 平均眼軸長23.35±0.9 眼軸伸長 前期(340.27±0.16 > 後期(450.24±0.17(減速43眼、横ばい50眼、加速23眼) 全体としては、眼軸伸長速度は減速するが、まだ眼軸が短い眼では加速することもある。


by takeuchi-ganka | 2018-06-13 07:28 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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