第7回関西角膜セミナー その3 (1079)

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角結膜手術における最近の試み 金沢大 小林顕 病院准教授

92年滋賀医大卒

※西日本を襲った豪雨の影響で、演者は、サンダーバードが運休しているので、11時間?かけて東京経由でやってきたそうです。ご苦労さまです。

1、涙点閉鎖

ドライアイ治療としては、人工涙液・ヒアルロン酸・低濃度ステロイド・ムコスタ・ジクアス・涙点プラグなどが行われますが、重症例に対する最終手段として涙点閉鎖は?様々な手技が行わるが、再開通する事が多いが、マイアミ大学方式の涙点焼灼法がベスト?30以上しっかり焼灼すれば、再発なし。簡便かつ完璧?

2,結膜弛緩症

チョット前まで、誰も全く問題にしてなかったのだが、非常にありふれた疾患。1986年がはじめての報告らしい。40歳以上の90%に存在。流涙の原因にもドライアイの原因にも・・・。繰り返す結膜下出血の原因になったり、点眼に反応しないドライアイ症状原因に・・。ドライアイは夕方悪化するが、結膜弛緩症は日内変動なし。大高法、横井法など様々な手術方法があるが、演者の方法は、結膜焼灼法。結膜弛緩セッシでつまんで、パクレンのようなもので、ジュッと焼くだけ。円蓋部は?根本的解決じゃないが、まあこれで十分・・?

https://youtu.be/8oLjUmvPIXo

3,結膜嚢胞

外眼部手術後の結膜上皮の迷入が原因。穿刺・熱焼灼・切除・・。切除では、ICGで染めたり、トリパンブルー+ヒーロンVで嚢腫を可視化して、一塊として切除可能。ただ、最後に紹介された、結膜十字切開(切除しない)は、すごく簡単。再嚢胞化を防ぐことになるから?10例以上してて、問題ない。癒着強くて、一塊としてとるのが困難な場合はこれが一番・・?

1mlシリンジで吸引かけながら針で穿刺して、除去する方法もあり。

4,アカントアメーバ角膜炎

レーザー共焦点顕微鏡で透明な角膜の上皮・ボーマン・実質・内皮を可視化。

アカントアメーバでは、上皮にシストも見えて(円形高輝度物質?慣れないと判定は難しいらしい)、実質には活性化されたケラトサイト。放射状角膜神経炎においてはmicroscarが見えているだけ?前眼部OCTでも特徴的所見あり(高輝度線状病変)。※ステロイド点眼が入ってると、予後不良。

5,サイトメガロウイルス角膜内皮炎

coin-shaped lesionは、壊死した内皮細胞(内皮面に高輝度の封入体をもつOwl’seye cell)であり、KPではない。

6,角膜内皮細胞移植

DSAEKDescemetsstripping automated endothelialkeratoplasty)がメイン術式。今でも原因としては、レーザー虹彩切開術後が最も多いが、減少している。現在では、年間4050件している。最近はDMEKDescemetsmembrane endothelial keratoplasty)が増加中だと。難易度は高いが視力は良好。

DSAEK http://fyi.rendia.com/z5aePt

NS Endo-Insertor(HOYA)で行うと、内皮減少少ない。

DMEK(デスメ膜と内皮のみを移植):DSAEKより早期に良好な視力。拒否反応少ない。ドナー採取が難しい、初期failureが多い。ただ、手術には工夫がひつよう。Sstamp テクニック(裏表間違わないように)。Melles法より、デスメ膜セッシの方が簡便・・・


by takeuchi-ganka | 2018-07-15 13:32 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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