第7回守口オフサルミックフォーラム その2(1084)

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もうすぐ夏休み(^^)


3,IRVAN症候群の1例 三木克朗

IRVAN という比較的新しい概念の疾患:Idiopathic retinal vasculitis, aneurysms, and neuro-retinitisOphthalmology. 1995 Jul;102(7):1089-97.the presence of retinalvasculitis, multiple macroaneurysms, neuro-retinitis, and peripheral capillarynonperfusion・・・という臨床特徴をもったIRVANと呼ばれる疾患。滲出性変化も起こるし、硝子体出血も。FAGは、糖尿病網膜症に見える?無血管野が広範囲にあれば、当然網膜光凝固が必要でしょうし、硝子体出血には手術が必要?

 56歳女性。両眼視力低下。右(0.05)、左(0.3)。右眼乳頭上に網膜動脈瘤・両眼黄斑部に硬性白斑とSRD、視神経発赤。FA:無血管野やNV(-)。視神経近傍に血管炎所見あり。テノン嚢下注(デポメドロール)右21年でSRD(-)。左1回行って、2ヶ月でSRD改善。1年以上して、左眼に動脈瘤できて、テノン嚢下注。

 6年して右眼視力低下。乳頭から線状出血・発赤・網膜下出血・滲出・・・。SRDと外層浮腫。テノン嚢下注(マキュエイド)したが、悪化して硝子体出血・硬性白斑・・視力低下。左眼も再燃してテノン嚢下注(マキュエイド)。

基本は網膜血管炎で、多発する動脈瘤(動脈分岐部)・視神経網膜炎・硬性白斑、無血管野・網膜新生血管、黄斑浮腫・・・。

  • Stage 1 macroaneurysms, exudation,neuroretinitis, retinal vasculitis (⇒ ステロイド内服・STTA
  • stage 2 angiographic evidence of capillarynonperfusion  (⇒光凝固、抗VEGF
  • stage 3 posterior-segment neovascularization ofthe disk or elsewhere and/or vitreous hemorrhage
  • stage 4 anterior-segment neovascularization, and
  • stage 5 neovascular glaucoma

the presence ofretinal vasculitis, multiple macroaneurysms, neuro-retinitis,and peripheral capillary nonperfusionが診断のキモ?

※臼井先生:硬性白斑にはステロイド無効で、VEGFが効いた経験あり。動脈瘤への光凝固は?やってもいい?リスクあり?重症例にアダリムマブが効いたケースもあったと。

※周辺部型?があって、ビトして良くなったケースあった。後極型と周辺部型がある?周辺部型とサルコイドーシスの鑑別困難。ただ治療は一緒・・

4,カフークデュアルブレードによるトラベクロトミーの成績 松岡雅人

14例25眼の成績。18.6(術前)⇒13.53M)、13.16M。生存率は16なら80%以上、14なら60%。点眼スコアも術前3から、1-2へ。トラベクトームと同様というより、更に小さな切開創から可能。白内障手術との同時手術が殆どらしいが、再度ポイートからできると(左右のポートから120°×2)。基本的にトラベクロトミーなので、手術成績はそれ以上でもそれ以下でもない筈。大きな期待はできないが、従来の古典的ロトミーに比べて、低侵襲で惹起乱視がほとんどないので、ほぼ完全に従来のロトミーに取って代わる術式。前房出血も少ない。一過性眼圧上昇は結構あり。定価4万は割安? 対象は同時手術かpseudophakia

※トラベクトームは蒸散?カフークは切除。谷戸式は切開。abexternoは切開。同じロトミーだとしても、線維柱帯細胞の再増殖やPAS形成に対する差はあるかも。


by takeuchi-ganka | 2018-08-01 16:45 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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