第425回大阪眼科集談会 その2 (1088)

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大阪まんぷく堂にて・・



4,光干渉断層血管撮影によるポリープ状脈絡膜血管症の滲出再発予後の検討 横田開人 関西医大

再発したPCVOCTA所見を1ヶ月巻き戻して、再発の兆候がないか検討すると、一旦ほぼ完全に退縮した後に、再発前に微細毛細血管が出現して、その後ポリープ再形成。

最新鋭のOCTPLEX Elite 9000 Swept-SourceOCT)を使えば、今まで見えなかった微細構造が見えるようになり、毛細血管型(39.8%)とループ型(60.2%)とか、HighFlow病巣(94.3%)とLowFlow病巣(5.7%)とか・・。ただ、この機種をもってしても、PCV滲出再発前の微細毛細血管の検出は容易ではないらしいが、今後再発予測への端緒が開けた?

※ありがちな、注射の成績じゃないのがいいね。

5,緑内障を合併した黄斑円孔術後にタフルプロスト使用し黄斑円孔が再開した1例 澤田朋代 関西医大

特に網膜を触るような(ERMMH)硝子体手術した後に、PG点眼を行えば、高頻度にCMEが生じることは常識だと思うのだが・・・。当院のような小さなクリニックでさえ、硝子体手術を行った後の眼圧上昇に対して、或いはもともと緑内障だったので術後にプロスタグランジン製剤点眼を入れた後、立派なCMEを来したことは何度かあります。せめて術後数ヶ月はPG製剤以外の眼圧下降剤をチョイスすべきかと。症例は、MHと言っても、眼軸30mm以上の高度近視にERMと緑内障があって、その後MHとなった症例だが、通常通り手術を行って、術後1ヶ月で少しCMEがあり、眼圧上昇したので、タプロス入れて、CMEが悪化してMH再発。タプロス中止して、CME治療後MH再閉鎖。

写真は、講演と関係ないが、ERMにビトしてもらって、1年数ヶ月経過したので、ラタノプロスト入れたら、こんな立派なCMEに・・・^^;

6,強皮症に合併した網膜中心静脈閉塞症の1例 照林優也 大阪医大

発症早期の強皮症(びまん皮膚硬化型全身性強皮症)に対しては、『(1)副腎皮質ステロイド少量内服(皮膚硬化に対して)、(2)シクロホスファミドパルス療法(肺線維症に対して)、(3)プロトンポンプ阻害薬(逆流性食道炎に対して)、(4ACE阻害薬(強皮症腎クリーゼに対して)、(5)ボセンタン、アンブリセンタン、シルデナフィル、タダラフィル(肺高血圧症に対して)』などが使われるらしい。この中のアンブリセンタンは、エンドセリンA受容体の選択的拮抗剤。今回症例は50歳女性で、アンブリセンタン中止、6ヶ月後にCRVO。関係あり?

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強皮症に続発した増殖性網膜症の1(原著論文/症例報告) 臨床眼科 (0370-5579)644 Page507-510(2010.04) これも大阪医大の論文。眼底はBRVO

http://www.imed3.med.osaka-u.ac.jp/disease/d-immu04-2.html 

7,多局所ERGで長期経過を追えたオカルト黄斑ジストロフィ(OMD)の1例 満岡友佑 大阪大

65歳男性。主訴は歪視と羞明。当初視力・視野ともほぼ問題ないが、OCTEZCOSTに乱れあり。ただ、多局所ERGnormal。その後視力の低下とともに、supernormal、その後subnormalに。

8,静的視野検査中の固視微動測定 石橋拓也 近大

imoは検査中の固視微動を測定できるらしい。で・・・?

9、新規緑内障患者に対するトラボプロスト点眼の使用経験 森下清文 

緑内障患者の点眼治療のファーストチョイスは、PG製剤。何故今頃トラボ?BACを含まないトラボに魅力あり?


by takeuchi-ganka | 2018-08-13 21:23 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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