第29回日本緑内障学会 その7 (1097)

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美味しい珈琲いただきながら・・


シンポジウム6 緑内障眼圧下降治療のエビデンス

S6-3

OCT Angiography  光干渉断層血管撮影 (OCT Angiography) 庄司拓平 :埼玉医大

OCTA所見にもエビデンスあり? OCT所見:眼圧下降によって、①RNFL↑、②LC厚み↑、③深さが浅くなる。④BMO-MRW↑。OCTAによる乳頭周囲・黄斑部血管密度が緑内障の重症度に関連が報告されている。過去の報告では、眼圧下降で血管密度↑、変化(-)など色々・・。最近は、手術で眼圧下降させると、乳頭・黄斑血管密度改善(+)が多い。

FAZは?:面積拡大と真円率低下の報告。特に中心障害型において。FAZの自動測定可能にしたプログラムを用いたスタデイ:眼圧下がるとFAZ面積↓(中心窩血流↑)(どこまで臨床的意味のあることなのだろう?)

S6-4

The relationship betweenvisual field progression and IOP  視野進行と眼圧 溝上志朗 :愛媛大

1,ヨガのポーズによる眼圧上昇

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https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4689525/ 

※このポーズが最も上昇するらしい・・・

2,水泳:ゴーグルのレンズが小さいと眼圧が上昇する。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27379453 

3,瞬き(10mmHg)・強い閉瞼(80)・眼球運動(10)・調節(3)・・・でも上昇

日内変動について。開放隅角緑内障では視野進行リスクに。PE眼では、眼圧変動大きく、進行速度に影響

座位と仰臥位の差大きいと視野進行。またPACSと比べてPACは、日内変動大きい、PAS広いほど大きい。日内変動が大きいと視野進行する。また、PACGは白内障術後日内変動小さくなる。

日日変動:視野進行リスクにならない(大規模スタデイ)。AGISにおいて、眼圧18達成率と進行リスク:100%達成すると進行阻止可能。低い眼圧と高い眼圧に分けると、低い場合、変動幅大きいと進行している。日本の多施設共同研究(演者参加))(156眼、7.6年)。ここでも、眼圧が低いと、眼圧変動がその進行に影響。

別の638眼のスタデイ(東大)で、年齢と視野進行(高齢ほど早い)、日日変動大きいと進行速度早い。

※日本においては、眼圧変動を抑制する治療が必要だと。

S6-5

Long-term prognosis innormal tension glaucoma

長期データ

澤田明 :岐阜大

緑内障は経過が長い。40年以上に及ぶことも。1人の医師が全経過を見ることは困難。うまくバトンタッチすることが必要。欧米の眼科医419人。NTGに対する治療は、PG88%、ついでブリモニジン10%。視野進行の検出までは時間がかかる。進行速度はバラつき大きい。大規模スタデイも、最長8年程度。超長期に渡るエビデンスは?超長期の評価は、レトロスペクティヴスタデイも重要。

視覚障害の定義:失明0.05以下、視野10°以内(ロービジョン 0.3以下、視野20°以内)。片眼失明 POAG 20年で26%22年で19%NTG209.9%とぐっと低い。最大眼圧の影響は、18以上未満で、片眼失明率有意差あり。リスクファクター:視力・302AGISスコア・眼圧。

NTG片眼失明率は、他の緑内障より低い。20年で10%片眼失明。初期の視力・視野が悪いと☓。早期発見重要。NTGでも眼圧高いと失明しやすい。


by takeuchi-ganka | 2018-10-14 15:42 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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