第29回日本緑内障学会 その13 (1106)

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やっと最後のシンポジウムにたどり着きました。小さな勉強会はいいけど、学会のブログは面倒くさい・・^^; 多分ススキはもう枯れているかな・・


シンポジウム 10

続発緑内障治療戦略における問題点 角膜・網膜・ぶどう膜~それぞれの Standpoint

S10-1

Standpoints from thecorneal specialist for the treatment of secondary glaucoma in cornea diseases

角膜疾患続発緑内障 角膜専門医の Standpoint 稲富 勉 京都府医大

以前はレーザー虹彩切開術後の水疱性角膜症が多かったが、最近は緑内障関連疾患の水疱性角膜症が激増・・。背景に角膜疾患をもつ緑内障が問題?特にCMV角膜内皮炎に注意。抗ウイルス治療に入る前に、手術を含む緑内障治療やPSSとしての治療が行われている事が結構多い、抗ウイルス治療スタートが遅い。DSAEKの透明治癒率高くなったが、緑内障術後の濾過胞を持つ眼の透明治癒率は低い。1回目2回目は同程度の成績のようだが。また、チューブシャント後は最も透明治癒率低い(通常のレクトミーの半分ぐらい?)。今は、チューブシャントを含む緑内障手術で水を流して、内皮が駄目になったらDSAEKをする・・・繰り返し?前房内炎症(サイトカイン↑)遷延が原因?

S10-2

From the standpoint ofglaucoma specialist

角膜疾患関連緑内障 緑内障専門医の Standpoint 芝大介 慶應大

PKP後の水疱性角膜症。混濁すると、眼圧・視神経・視野・OCT・・・皆不明になる。PKP後眼圧上昇には、SLOT internoの成績良好。角膜ヘルペス後混濁やPKP後にバルベルトをしている? 内皮炎後水疱性角膜症、眼圧上昇にはSLOT externo を。PE緑内障で複数緑内障手術後まだ眼圧高い場合、まずレクトミーしてからPKP。※レクトミーすると、ステロイド点眼の制限がなくなる。

内皮減少⇒角膜混濁⇒PKP⇒高眼圧⇒緑内障手術⇒内皮減少。このmalignant cycleから脱することが必要。no clear cornea noglaucoma management・・・・早口やなあ・・・・

質疑:内皮が悪くて眼圧高い場合は、まず眼圧を下げてから角膜移植が基本。眼圧下降はロトミー・レクトミー・チューブ?緑内障手術は、角膜混濁が強ければ、レクトミーかチューブ。ただ、シャント手術(チューブは後房・硝子体へ)なら、角膜が先?チューブは硝子体に入れても内皮は減少する。DSAEKは複数回可能だが、チューブが前房にあると成績不良。チューブ入れると何故内皮減る?術後短期のトラブルや遷延する炎症(サイトカイン)が問題?

S10-3

Neovascular glaucoma;Standpoint from vitreretinal surgeons

血管新生緑内障;  網膜硝子体専門医の Standpoint 平形明人 杏林大

血管新生緑内障の原因は、糖尿病網膜症が1/3CRVO1/3で、その他様々な虚血性疾患。原因疾患の治療が基本だし、NVGも早期に見つけて治療すべき。硝子体手術で悪化することもしばしば。未治療のPDRに手術するときも要注意。網膜剥離に硝子体手術繰り返し、NVGになったケースでは、周辺部の剥離の見逃しが原因だったことも。活動性の高い網膜に手術する場合、低侵襲手術、虚血の解除が必要。その後もNVINVGの発症を見逃さないこと。抗VEGFを用いて、血管の活動性を抑えてから手術することも。

治療:原因疾患治療。虚血に広範囲網膜光凝固が必要。視認性が問題あれば、低侵襲手術。時間稼ぎに抗VEGF利用。緑内障は、レクトミーかアーメド

症例は、活動性高いPDRPRP後だがNVG。抗VEGF入れて新生血管を抑えておいて、線維性増殖に硝子体手術した後、慢性期の眼圧上昇にレクトミーして長期に良好な経過。次の症例は、硝子体手術後硝子体出血・NVG。硝子体手術+アーメド同時にしている症例(意見の分かれるところ・・?)。

まずPRP。できなければ低侵襲硝子体手術。時間稼ぎに抗VEGFも利用。アーメドとの同時硝子体手術もあり。


by takeuchi-ganka | 2018-11-12 19:29 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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