Santen Opthalmology Symposium 2019 その1 (1124)

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思いのままも咲き出した・・

Santen Opthalmology Symposium 2019 ~緑内障診療のEssentialPoint~

140分で緑内障の全てが理解できるシンポジウム??いくらなんでも欲張りすぎ・・・・

Symposium

1. 眼底検査

散瞳して、眼底は細隙灯顕微鏡で立体的に見ることが重要。散瞳して眼底検査を。乳頭の観察(dischemorrhage, 鼻側血管露出・bayonetting, undermining,lamina dot・・・)とリム変化と連続するNFLD。これらの所見と視野所見が一致するかどうかが問題。近視乳頭においては、①上下の比較 ②陥凹底深さ、Laminadot ③耳側乳頭縁 ④上下のNFLの比較(色合い)・・・・これらの所見と視野が一致するか。当然OCTも参考に。

緑内障に見えない緑内障眼や緑内障に見えてしまう非緑内障眼が問題:蒼白部分の大きな乳頭・小乳頭3つも並ぶ小乳頭)・大乳頭2つ並ばぬ大乳頭)・低形成(辺縁直線化・doublering sign・アーケードより鼻側にNFLD・楔形視野欠損・非進行)・傾斜乳頭症候群・・・その他に、網膜循環障害・AION・網膜変性なども。

※どうもOCTに依存しすぎて、眼底所見を詳細に見ることをおろそかにしている気がしていて、いいタイミングでの講演だったのかも。

2. 隅角検査

隅角検査の基本は隅角鏡検査。前眼部OCTは、隅角の断面を非接触で見れて、隅角の狭さ(広さ)の評価は客観的で正確だが、閉塞しているように見える時に、それが接触しているだけなのか、閉塞(癒着)しているのかは不明(対光反射を利用して縮瞳させると確認できることもあるだろうが)。解像力はOCTに劣るがUBMも同様に有用。ただ、UBMは、虹彩より奥の毛様体の情報が入手できるのが利点。いずれにしても、断面情報なので、隅角を内側から眺めたときの、色・形に関する情報はない。

隅角鏡検査が必要なのは、①緑内障の診断 ②狭隅角の場合 ③眼圧上昇 ④PENV、炎症、外傷・・・。どんな隅角鏡?4面?私は面倒ですが、ミラーが一つしかないローデンストックの拡大隅角鏡を20年以上使っています。正常隅角の理解が基本。その上で・・・異常隅角を。PEではpigmentが多い。Sampaolesilineも。Uveitisでは、nodule,それによるPASNVは最初非常に繊細でopenangleだが、やがてangle closureへ。外傷はanglerecession(左右の比較が重要)。

閉塞隅角の診断。①PACSは隅角閉塞あるがPAS(-)ここでの隅角閉塞とは、第一眼位でTMの色素帯が見えない(2象限以上)。②PACは⇒PAS(+)or IOP elevated。③PACG GON(+)

vanHerick法で周辺部の前房の狭さの確認。1/3-4より狭ければ ⇒ 隅角鏡・前眼部OCTへ。隅角鏡検査は、最初は、静的隅角検査で、第一眼位で、細いスリット光で、圧迫せずに、TMの見える範囲を。これで狭くて開放の有無が不明なら、明るくして、ミラーも傾けたりして観察へ。それでも不明なら圧迫隅角鏡検査へ。かなり面倒な検査であまり普及していないようですが、私は、サスマンをいつでも使える場所に置いています。奥にしまうと使わないので・・・。プラトー虹彩では、doublehump sign2峰性突出)。

http://webeye.ophth.uiowa.edu/eyeforum/cases-i/case143/fig1-plateau-iris-double-hump.jpg 

https://youtu.be/Qx9Ddkjq7iQ 

※明暗で形態がかわるし、上下狭い・左右広い。

GS-1ニデック 16面鏡

https://www.nidek-intl.com/product/ophthaloptom/diagnostic/dia_retina/gs-1.html


by takeuchi-ganka | 2019-02-19 18:56 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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