第48回 関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 その3 (1143)

第48回 関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 その3 (1143)_f0088231_07310748.jpg
緑が鮮やか・・なお寺です。

7,光干渉血管断層撮影によるポリープ状脈絡膜血管床の滲出予測の検討 横田開人

PCVの治療もPRNだと過小で、TAEだと過剰になりやすく、適切な治療を行うための検討。再発したPCVOCTA所見を1ヶ月ほど巻き戻して、再発の兆候がないか検討すると、一旦ほぼ完全に退縮した後に、再発前に微細毛細血管が出現して、その後ポリープ再形成。最新鋭のOCTPLEX Elite 9000 Swept-SourceOCT)を使えば、今まで見えなかった微細構造が見えるようになり、毛細血管型(39.8%)とループ型(60.2%)とか、HighFlow病巣(94.3%)とLowFlow病巣(5.7%)とか・・。ただ、この機種をもってしても、PCV滲出再発前の微細毛細血管の検出はそう簡単ではではないらしいが、今後再発予測への端緒が開けた?

8,近視化と浅前房が先行した全身性エリテマトーデスの1例 西村英里

第48回 関西医科大学眼科同窓会 春の勉強会 その3 (1143)_f0088231_07315906.jpgありがちな報告。全ての所見が予想通り。眼所見が初発だったことが珍しいのかな。もともと前房深度は正常だった32歳の女性が、羞明・近視化で眼科受診すると、両眼とも-5.0D程度の近視になっていて、前房深度は1.50/1.69。この前房深度は、急性発作眼レベルなので、私なんか、散瞳するも怖いのだが、原田病でよくあるように、脈絡膜剥離が原因であれば散瞳しても大丈夫?しっかり散瞳されていて、若干球状になった水晶体があり、UBMでも両眼全周に毛様体脈絡膜剥離が見られ、その後内科的にSLEの診断がなされてステロイドで治療されると、全て改善して、前房深度も2.86/2.68に。毛様体浮腫(+)って言ったけど、あったかなあ・・

(図は原田病)

9,眼球摘出に至った角膜切開創感染の組織像から示唆されること 藤原亮 

87歳の末期緑内障にPEA+IOLEXPRESS手術後3ヶ月経過。抗菌剤だけ・・・てのならわかるけど、なぜかサンテゾーンとブロナック点眼だけが継続中。充血・眼脂・角膜白濁して受診。角膜に感染巣(+)、前房蓄膿(+)。塗抹でグラム陽性球菌、後日肺炎球菌。クラビット・ベストロン点眼+チエナム点滴、前房洗浄・・・光覚(-)・眼痛(+)⇒眼球摘出。ブレブはきれいで、角膜穿孔創口(組織融解)からの感染らしい。網膜も少なくとも後極は大丈夫。


by takeuchi-ganka | 2019-05-20 07:33 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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