第30回 日本緑内障学会 その18(1181) シンポジウム8

第30回 日本緑内障学会 その18(1181) シンポジウム8_f0088231_12155590.jpg
緑内障学会も最後。このシンポジウム8は、東北大の話が聞きたくて入ったのだが、私のおつむで理解できるレベルを遥かに超えていた。さっさと帰れば良かったのかも・・・^^;


S8-4

Approachfor glaucomatous optic neuropathy by imaging of axonal transport

軸索流イメージングによる緑内障性視神経症へのアプローチ

[演者] 瀧原祐史(熊本大)

緑内障の本質である篩状板変形・RGC軸索障害、そしてRGC死。このRGCの軸索流・その障害を生体イメージングできないか。2光子顕微鏡を用いて、軸索内のミトコンドリアがターゲット。CFT免疫電験で、RGC軸索内のミトコンドリアを見れる。経強膜アプローチでRGC観察(透明化したぶどう膜のマウスを作成)すると、長いミトコンドリアがスムースに流れている。レーザー誘発高眼圧モデルマウスを用いて、RGC死前に軸索流低下が確認。老齢マウスでは、軸索流が減少していなかったが、輸送時間・距離低下(加齢に伴うATP産生低下)が確認。老齢マウスの高眼圧モデルでは、軸索流低下。老齢マウスは、眼圧上昇に対して脆弱。加齢に伴って緑内障が増加する一因だと・・

Proc Natl Acad Sci U S A. 2015 Aug18;112(33):10515-20.

In vivo imaging of axonal transport ofmitochondria in the diseased and aged mammalian CNS.

S8-5

Thebrain imaging of glaucoma

脳イメージングと緑内障

[演者] 面高宗子(東北大)

緑内障はRGC死だが、中枢神経系でも変化あり。中脳上丘で免疫反応。LGNでグルタミン酸障害・・

ヒトRGC90%LGNへ、ラットRCG70%が中脳上丘へ。ラットのRGC死(右眼視神経切断)すると、たった3日後左上丘でミクログリア・アストログリア活性増加

ヒトのMRIでは?緑内障でLGN体積減少・・これをMRIで捕捉可能? ①視神経断面積:緑内障で、眼窩内断面積減少し、各種パラメータとも相関。 ②視放線:LGNから一次視覚野へ投射。拡散強調画像での解析。難しいが、PADREを用いて複雑な視放線の検討NODDI法で白質を評価(パラメータ:ICVFODI)。ICVFは緑内障で低下。cpRNFLとも相関?

視覚野について。高解像度MRIで灰白質評価。緑内障で視覚野灰白質濃度低下(体積減少)。

症例:NTG MD-25.97, -28.96MRIT2強調画像で、後頭葉の脳溝開大と萎縮。pCASLで、脳血流低下を確認。また、Fiber tracking法を視神経に応用も可能。

※拡散強調画像(diffusion weighted imageDWI)をもとに,一定の方向に向かって連続する神経線維を画像化したものが拡散テンソル画像(diffusion tensor imageDTI)。これを応用して、緑内障における中枢神経の状態の評価を・・

https://www.innervision.co.jp/sp/ad/suite/aze/jisedai/130 


by takeuchi-ganka | 2019-11-03 12:18 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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