第434回大阪眼科集談会 その1 (1195)

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1,網膜静脈閉塞症に対するトリアムシノロンテノン嚢下注射併用アフリベルセプト硝子体注射治療 速水安紀 市立東大阪医療センター

RVOの治療として、IVASTTAが行われるが、STTAIVAを同時に行うほうが、最終的な視力がまあまあよくて、治療回数は少ない。※by pass血管ができるとME改善するが、IVAはむしろそれを妨げることもある?

2,肋軟骨を使用して義眼床を形成した1例 佐藤陽平 大阪医大

眼球内容除去した後、人工物を入れて義眼床作ることが多いが、患者自身の肋軟骨を採取してトリミングして、インプラントして義眼床を作って、薄い義眼を装用すると、よく動いて自然な感じになる。

3,リネゾリド(ザイボックス)による視神経症が疑われた肺結核の1例 中尾拓貴 大阪市大

リネゾリド(LZD):メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)およびバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症治療薬だが、結核治療薬のセカンドラインの薬物として使われているらしい。通常28日間使用だが、長期使用で視神経症のリスクあり。視神経症は投与期間依存。提示症例は、長期間投与で、視力低下(0.04/0.01)。リゾネイド中止で回復。

4,抗Myelin oligodendrocyteglycoprotein(MOG)抗体陽性視神経炎の1例 西田功一 近大

抗アクアポリン4(AQP4)抗体は、神経グリア細胞の一種であるアストロサイトを標的とした抗体であり、抗AQP4抗体が陽性である視神経炎は基本的にステロイド抵抗性である。myelin-oligodendrocyte glycoprotein(MOG)抗体は、オリゴデンドロサイトを標的とした抗体であり、抗MOG抗体が陽性である視神経炎の多くは再発性であるが、ステロイドはよく効く。(通常ステロイドパルスして後療法、ステロイド、アザチオプリン、血漿交換・・)

5,角膜内皮移植後早期に繰り返しgraftfailureに至った4症例の検討 鈴江正樹 阪大

早期(数ヶ月、6ヶ月以内)にgraft failureに至った症例の経過が、どうも拒絶反応とは思えない(拒絶反応にしては発症が早すぎる。通常12-18ヶ月。)。KPの性状からも、CMV内皮炎を疑ってGCV点眼内服使ったが効かない。それでも何らかのウイルスによる内皮炎疑ってる?※PCRCMV、全てのHHV検出できず。

6,星状硝子体症を伴った網膜中心静脈閉塞症の黄斑浮腫に硝子体手術を施行した1 児玉昴己 大阪医大

 83歳男性のAHを伴う非虚血型のCRVO。狭心症もあり全身状態を考慮して、薬物治療より手術を選択。

7,精神発達遅滞のある患者の血管新生緑内障に対しバルベルト緑内障手術で眼圧管理を得た1 園部智章 大阪市大

40歳女性。BRVOが原因のNVGらしい(眼圧50)。なかなか精査困難?バルベルト(毛様体扁平部挿入)入れて眼圧10代に。濾過胞作らないので、精神発達遅滞症例には向いている?

8、篩状板欠損の有無と緑内障性視野障害進行の検討 岡橋英里香 阪大

地道なOCTの解析。篩状板欠損は、46%に見られた。その篩状板欠損の有無と視野障害の進行速度は、上方の欠損や全体の欠損では関係なかったが、下方の欠損があればない場合より進行速度有意に早い。

9,リウマチ性角膜潰瘍の治療中に急速に生じたカルシウム沈着 三木克朗 関西医大総合医療センター

なかなかインパクトのある症例提示。60歳女性。殆ど無治療のリウマチ患者に発症した周辺部角膜潰瘍。右眼は上方に少しだが、左眼全周にあって、角膜全体も混濁・上皮透過性亢進?・・・・その後リンデロン点眼毎時(リン酸を含んでるのがきっかけ?)後、カルシウム沈着。

※コラーゲン性石灰化?

10,当院での水晶体再建術併用眼内ドレーン挿入術(iStent手術)施行症例術後3ヶ月の成績 高木敬之 大阪市

iStent入れたら、眼圧レベルは同等だが、点眼数減った(3ヶ月だけど・・)

11、当院における増殖性硝子体網膜症に対する日帰り硝子体手術の治療成績 大島祐介 


by takeuchi-ganka | 2020-02-06 11:18 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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