湿疹:眼科医が見ているものシリーズ その10 (1199)

 武漢を震源地とする新型コロナウイルスが世界中で猛威をふるっています。正しい情報の入手・正しい判断・正しい行動が求められますが、そのために必要な情報を大手メディア、特に地上波テレビが全く伝えてくれなくて、少なくとも私にとっては、有害無益な存在になりつつあります。ツイッター・フェイスブック・ユーチューブなどで、自分なりにセレクトした優良情報を入手している方が、地上波テレビをぼーっと見ているより、100倍以上精神衛生的にいいこと間違いないです。


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ホーホケキョと鳴いています(^o^)


そんな中、普通にブログ更新します。

皮膚科領域の病名は難解な漢字で構成されていることが多い。教科書をパラパラみただけで、尋常性疣贅だとか膿疱状乾癬など・・・病名から疾患の病態が推定しにくい。もう少し何とかならんかなあといつも思うのだが・・・・。眼瞼やその周囲皮膚にしばしば湿疹ができることがあり、皮膚科へ行こうか迷った挙げ句、眼科を受診される患者さんも多いし、眼科で通院されている患者さんが、眼の周囲に湿疹ができることもしばしばある。勿論眼科医が、難治性皮膚疾患には絶対手を出さない方がいいが、そうでないものは、何とかしなくてはならない(皮膚科医から怒られそうだけど・・)。湿疹とは皮膚表層の炎症なので、皮膚炎(dermatitis)という名前の方が、味気ないけどわかりやすい。湿疹の特徴は、①かゆみ、②点状状態、③多様性らしい。①かゆくて、②ポツポツした皮疹で、③丘疹、水疱、紅斑などいろいろな要素がある。この皮膚の炎症の原因が何かによって、様々な状況があるのでしょうが、下の図(今日の臨床サポートから)のどれがあっても湿疹と呼ぶ。

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図 今日の臨床サポートから(改変)

原因としては、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎など種々ある。膨疹は皮膚がブツブツと膨れて、すぐに消えることが多いが、これは湿疹ではない。湿疹は、細胞浸潤+皮膚障害なので、ゆっくり発生して、ゆっくり消えていく。

湿疹の分類

l 経過: 急性湿疹、慢性湿疹

l 部位: 手湿疹、舌なめずり皮膚炎、食べこぼし皮膚炎など

l 発疹の性状: 貨幣状湿疹、ビダール苔癬など

l 病因: 脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、うっ滞性皮膚炎など

※脂漏性⇒『皮脂の分解による遊離脂肪酸や酸化による過酸化脂質が皮膚を刺激することにより惹起される・・』らしい。

※接触皮膚炎⇒眼科では、点眼によるアレルギー性接触皮膚炎が多い。


by takeuchi-ganka | 2020-03-27 19:48 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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