2020年 04月 15日
第124回日本眼科学会 予習 その4(1203)
シンポジウム 8:細胞レベルで考える緑内障病態
炎症細胞から考える緑内障治療 熊本大 (小島祥)
https://takeganka.exblog.jp/30866803/
MCP-1 阻害による濾過胞の瘢痕化の抑制についての話かな・・
シンポジウム 1:網膜画像診断の未来とその功績
(潤沢な資金があり、高額な器械を所有できたら、楽しいだろうなあ・・・と思わせてくれる演題・・・)
Truecolor wide viewing system 検眼鏡と Ultra-high resolution SD-OCT による眼底観察 三重大 (松井 良諭)
超広角走査型レーザー検眼鏡はOptosが有名だが、青成分を除いた擬似カラー画像のため、どうも色が気持ち悪い。①ニコンのoptos(200°)、②ニデックのMirante(110~163°)、③ツアイスのCLARUS500(200°)、④centervueのEDION(60~150°)などがあり、①以外はTrue colorかな。ただ、パチっと簡単に一番周辺部まで撮れるのは①かも。
※広角視野レンズ:マインスターPRPは165°で少し動かせば、視野的にはoptosに匹敵します。当面これで頑張ろうかな・・
Ultra-highresolution SD-OCT (UHR-SD-OCT)⇒the newly developed clinicalUHR-SD-OCT instrument using the A-scan matching algorithmは、優れもの・・・って話かな。
Graefes Arch Clin Exp Ophthalmol. 2019 Feb;257(2):255-263. doi:10.1007/s00417-018-4183-6.
OCTA で動脈と静脈に注目する 旭川医大 (石羽澤 明弘)
OCTAで見ると網膜動脈周囲の capillary-freezone(CFZ)が明瞭に描出できるらい。すると、網膜内の動脈と静脈を区別出来るので、『動脈―毛細血管―静脈』の vascularunitを詳細に検討すれば、血管病変がどのあたりから始まるのか、どのように広がるのかを検討できるのだと。
https://iovs.arvojournals.org/article.aspx?articleid=2753384
『smaller nonperfusion tends to be arterial-adjacent, whilelarger nonperfusion tends toward veins.』
超広角 OCT から見えてくるもの 女子医大 (丸子一朗)
超広度OCTって、キャノンから発売されてるXephilio OCT-S1のことかな。23mmの最大スキャン幅・5.3mmの最大深度・80°の超広角OCTA/EnFace・110°のOCTA/EnFaceパノラマ・・・・ただ、値段みたら、フェラーリより高い超高級機。プロモーションビデオみたら、凄い!眼科医辞めるまでに、値段がこなれてきて、恩恵に浴する事ができることを願ってます。
https://lifecare.medical.canon/service/machine-healthcare/ophthalmic/lineup/oct-s1/index.html
脈絡膜画像解析から見えてくるもの 鹿児島大 園田 祥三
Pachychoroid関連疾患では、脈絡膜血管のHaller 層に異常があるらしい。Optosを用いれば、後極部のHaller層から周辺部の渦静脈まで、非侵襲的に見ることができるらしい。眼底像の長波長画像のイメージング処理。
Ophthalmol Retina. 2019 Feb;3(2):161-169.doi: 10.1016/j.oret.2018.09.005.
Choroidal Vasculature from Ultra-WidefieldImages without Contrast Dye and Its Application to Vogt-Koyanagi-HaradaDisease.