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第124回日本眼科学会 Web視聴 その8(1213)

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アカバナユウゲショウ


O2-095「網膜色素変性での視野検査と光干渉断層計検査による進行のとらえやすさの検討」 長谷川 智子(京都大)

進行した網膜色素変性症の重症度をハンフリーの10-2結果とOCTの中心窩のEllipsoidzone長を見てみると、後者の方が細かな変化を捉えやすい。(そう言われても、10-2の結果のほうが気になるな・・)

O2-110「小学生の眼底写真パラメーターによる性別判定」 山下 高明(鹿児島大)

男の子らしい眼底と女の子らしい眼底がある?眼底の紋理程度(Tessellation fundus index (TFI)R/(R+G+B))、視神経乳頭形状、網膜動脈湾曲度、上下の網膜血管の角度、乳頭黄斑角などから推定可能なのだと・・

※女の子らしい眼底(男の子らしい眼底と比べて)は、緑と青が効いていて、乳頭が楕円で、上耳側網膜動脈が中心窩に近い。もう少し、この話を進めて、心血管系異常、喫煙の有無、緑内障・・・

O2-124「緑内障眼における眼局所および全身のレドックス反応の検討」 高井 保幸(島根大)

http://www.res.titech.ac.jp/news/reserch/post_75.html

『レドックス(redox) とは、還元(reduction)と酸化(oxidation)を合わせた造語』らしい。体内で産み出される活性酸素種、それを防御するシステムが存在する。緑内障患者においては、全身の抗酸化能が低下していて、前房での抗酸化活性が高まっている。(ただ、一番多いNTGはどのように考えるのでしょうか?これも酸化ストレス・線維柱帯障害・眼圧上昇?)

https://www.med.shimane-u.ac.jp/ophthalmology/study%20group/1st%20b-rops.pdf#search='%E3%83%AC%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9+%E7%B7%91%E5%86%85%E9%9A%9C'

O2-134「眼内リンパ腫とサルコイドーシス患者の硝子体液および血清中における網羅的miRNA解析」

嶺崎 輝海(東京医大 眼科)

血液中や眼内液に存在するマイクロRNA。あまり意味のない存在と思われていたが、がん医療の分野においては非常に注目されているらしい。

https://www.ncc.go.jp/jp/ri/division/molecular_and_cellular_medicine/ochiya/project/010/20170908133652.html

眼内リンパ腫・サルコイドーシスの硝子体液の中のマイクロRNAの解析。眼内リンパ腫に特異的なマイクロRNA(+)。将来、血液検査だけでも診断が可能に?


by takeuchi-ganka | 2020-05-15 17:31 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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