第437回 大阪眼科集談会 その1 (1224)

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蒸し暑い朝^^;

久しぶりの集談会は、Web講演となりました。個人的には普通にやってもいいんじゃないかとも思うのですが、そんな事を大きな声で言うと袋叩きにされそうな雰囲気が日本中に蔓延しているようなので、仕方ないですね。一応全部視聴したけど、キーワードがわからん。これがわからないと点数もらえないという、クイズ形式のようで、めんどくさいなあ・・・申請やめようかな。


私が集談会デビューしたのは、多分昭和59年(1984)で、「アルカリ腐蝕における治療成績」というタイトルでした。M先生が、写真が沢山あるから大丈夫・・・と言われて資料を集めると、使い物になる写真が殆どなくて、アルカリによる角膜障害の初期から瘢痕形成までの経過を、同期のT先生に見事なシェーマで描いてもらって発表した記憶があります。かんちゃん優しかったなあ・・・。今でも感謝していますm(__)m

あれから35年以上・・

第437回 大阪眼科集談会

令和281日収録

開催期間:令和2年8月3日(月)~8月16日(日)2週間


1 小児期発症を疑う無症状のLeber視神経症(LHON)の1例

○駒井宏美、森本 壮、下條裕史、西田幸二(大阪大)

ミトコンドリア遺伝子の点変異、GCC菲薄化があったものの3年間無症状だった症例の報告。45歳男性。両眼とも視力良好。眼底は視神経がやや蒼白?な程度。302で中心部分の感度低下(+)。乳頭黄斑部のGCC菲薄化。G11778Aの異常(+)で、LHON診断確定。その後3年間視力、フリッカー、OCT変化(-)。子供の頃に、両眼視力低下の既往もあり、小児発症の軽症例(自然回復例)?。

※通常このような症例があっても、レーベルを狙って遺伝子検査まですることがないけれど、やれば意外と多い多いのかも・・。座長に開業医なら緑内障としてフォローされていることも多いかも・・・なんて酷い言い方されてしまったけど、提示された視野・視神経所見で、緑内障はあり得ないでしょ。失礼やなあ・・。この写真は、私が経験したレーベルの確定診断が得られたケースだけど、これは逆立ちしても緑内障にしか見えない^^;

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2 外傷性MLF症候群の一例

○小林 薫、上野洋祐、本田 茂(大阪市大)

何度聞いても、理解してすぐ忘れる疾患のひとつ内側縦束症候群:例えば右を向く時、右眼は外転して、左眼は内転することが必要だが、左のMLFが障害されると、左眼の内転ができなくなるただ輻輳は可能(左眼内転できている・・・)。時に右眼の眼振(+)。症例は自転車事故で、受傷直後から複視(+)。メコバラミン内服のみで、2週間ほどで改善。今回は外傷による出血が原因のようだが、原因の多くは脳梗塞とMS

3 全身異常を伴わない小児の両眼巨大裂孔網膜剥離の1

○水野博史(大阪医大)、北田智子(大阪府済生会茨木病院)、大須賀 翔(大阪医大)、福本雅格(門真市)、佐藤孝樹、小林崇俊、喜田照代、池田恒彦(大阪医大)

小児の巨大裂孔網膜剥離は、強度近視・網膜硝子体ジストロフィ・アトピー性皮膚炎・マルファン・ダウン・・・などに伴う事が多いが、今回は、全身異常のない外傷性をきっかけに発見された両眼の網膜剥離(10歳女児)。両眼対称に耳上側の鋸状縁断裂。子供だしバックリングで治癒。何らかの遺伝的素因ありそう・・


by takeuchi-ganka | 2020-08-10 10:12 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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