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第442回 大阪眼科集談会 その3 (1269)

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タイサンボク


7 複視を初発症状とした肺癌の一例

○冨田真未、園部智章(市立岸和田市民病院)、本田 茂(大阪市大)

59歳男性。複視、左眼痛。左眼視力低下(0.08)。MRIで左眼上直筋(?)の腫大

その後肺がん、胸膜炎、リンパ節転移、肝転移、腹膜播種・・・そして上直筋にも転移?化学療法で、眼所見改善したが、失明。その後死亡。


8 アーメド緑内障バルブのプレート周囲に巨大な嚢胞が形成され、眼球偏位をきたした1

○根元栄美佳(大阪医薬大)、小嶌祥太(大阪医薬大三島南病院)、三村真士(第一東和会病院)、髙田悠里(大阪回生病院)、前田美智子、河本良輔(大阪医薬大)、植木麻理(奈良市)、杉山哲也(茨木市)、喜田照代(大阪医薬大)

成績良好につき、最近増加しつつあるアーメドやバルベルト。糖尿病網膜症が原因のNVGにアーメド入れた4ヶ月後眼球運動障害。アーメドのプレート周囲に巨大嚢胞発生(MRIで確認)。嚢胞切除、AGV摘出して、新しいAGV挿入。


9 視神経萎縮を伴った脊髄小脳変性症(SCA7型の一例

○咲尾眞以、森本 壮、下條裕史、西田幸二(大阪大)

https://www.shouman.jp/disease/details/11_24_062/

36歳男性。比較中心暗点、視力低下、視神経やや蒼白で、GCC異常(+)。頭蓋内精査、神経内科受診で脊髄小脳変性症の診断。遺伝子診断でSCA7

SCA1眼球運動障害、2緩徐眼球運動、3外眼筋麻痺、6注視眼振、垂直方向性眼振、7黄斑変性、視力低下28外眼筋麻痺、眼瞼下垂。通常SCA7は網膜色素変性を伴ことが多いらしいが、今回はちょっと異なる?


by takeuchi-ganka | 2021-06-20 09:02 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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