第499回大阪眼科集談会 その3(1210)

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楽しかったなあ・・(20年ほど前かな)


6, 網膜血管増殖性腫瘍による続発性黄斑上膜を認めた2例 田上優佳(関西医大)

網膜血管増殖性腫瘍 retinal vasoproliferative tumor (RVPT)は、網膜毛細血管からなる血管腫。

2症例とも、ちょっと普通と違う分厚い収縮力の強そうなERM。構成細胞成分が違うから(CD31:血管成分、GFAP:グリア細胞陽性)。ちょっと普通と異なるERM見たら(見なくても)、周辺部までしっかり眼底検査しましょう・・

https://www.nature.com/articles/eye2009305 

※田上先生の娘さんかな・・

7, 甲状腺機能亢進症に合併して両側内頸動脈狭窄と両眼網膜虚血を認めた一例 延藤綾香(北摂総合病院)

勉強不足で、甲状腺機能亢進症に内頸動脈狭窄が伴うことは知らなかった。症例は29歳女性で、甲状腺機能亢進症があって、TIA発作(視力低下と脱力感)を繰り返していた。眼底には、両眼ともCWSが多発し、腕網膜時間も延長。MRIでは脳梗塞が見つかり、GPで同名1/4盲。甲状腺機能亢進症の治療を行って、データ正常化。眼底所見も改善。

※甲状腺機能亢進症は、血管狭窄(頭蓋内だけでなく内頚動脈・冠動脈・・・)と関連しているらしい。先日若い女性で、黄斑分枝のBRVOを経験したが、やはり要注意。

※甲状腺機能亢進症の治療が、血管狭窄を改善することもあれば、なかなか改善しないこともあるらしい・・。

8, タクロリムス点眼が奏功した炎症性結膜母斑の2例 友田彩子(関西医大)

結膜母斑の中で、若者の輪部に好発する炎症所見を伴うものを若年性炎症性結膜母斑(IJCNInflamed juvenile conjunctival nevus)と呼ぶらしい。良性隆起性病変だが、アレルギー疾患との関連が指摘されているし、悪性腫瘍を疑われることも・・・。症例は20歳男性と11歳男性で、アレルギー性結膜炎や春季カタルの既往あり。赤色隆起病変、色素沈着、腫瘍内囊胞、栄養血管あり。タクロリムス点眼で縮小傾向あり。ステロイドや抗アレルギー点眼も効果あり。急速に増大するなら、悪性腫瘍を考慮すべきかも。

https://www.dovepress.com/management-of-inflamed-conjunctival-nevus-with-topical-antiallergic-me-peer-reviewed-fulltext-article-OPTH

写真セミナー 炎症性結膜母斑(図説)

加藤久美子(三重大学) あたらしい眼科 (0910-1810)369Page1155-1156(2019.09) 

※友田先生の娘さんかな・・


by takeuchi-ganka | 2022-08-12 14:39 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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