第5回Abeno Ophthalmic Seminar その1(1218)

第5回Abeno Ophthalmic Seminar その1(1218)_f0088231_11003271.jpg

そろそろかなあ・・・


1,大阪公立病院における自己抗体陽性視神経症

――――――――――――――――――――――――――――――

メモ:視神経脊髄炎スペクトラム障害NMOSD neuromyelitis optica spectrum disorder

抗アクアポリン4抗体(NMO-IgG)陽性群があり(2004年)

全国調査が行われ、

  • l AQP4陽性12
  • l MOG陽性10
  • l どちらも陰性77

急性期の治療は、まずステロイドパルス

ステロイド抵抗性の場合、①血液浄化療法 又は ②免疫グロブリン大量点滴

その後、ステロイド内服・免疫抑制療法。基本ステロイドの長期内服が行われてきたが、その副作用を回避する意味もあって、分子標的薬(・・・mab)による治療が行われつつある。

※エクリズマブ(補体C5に対する抗体)、サトラリズマブ(IL-6受容体に対する抗体)、イネリビズマブ(CD19に対する抗体)・・・

再発率 エクリズマブvs 対照群:0.025 vs 0.35 非常に有効らしい・・

――――――――――――――――――――――――――――――

視神経脊髄炎スペクトラム障害の中で、抗アクアポリン4抗体陰性の患者の一部において、抗MOG抗体陽性症例がある。

https://www.cosmic-jpn.co.jp/lecture/?confirm=ok&mca=3&ca=1443159328-314652&id=1516768866-272086 

⇒抗MOG抗体陽性視神経炎の診断と治療、特徴は・・

  • l 男女比はほぼ同等、もしくはやや男性に多い」
  • l 「視神経乳頭型が多い」
  • l MRI所見で眼窩内前方の視神経に高信号を示しやすい」
  • l 「ステロイド治療に感受性が高い」
  • l 「視力予後が良い」
  • l 「再発しやすい」・・

AQP4抗体陽性視神経炎の特徴

  • l 9:1で女性に多い」
  • l 「眼痛が少ない」
  • l MRI所見で眼窩内後方の視神経に高信号を示しやすい」
  • l 「ステロイド抵抗性が多い」
  • l 「再発するが、抗MOG抗体陽性ほどではない」

※ミエリンオリゴデンドロサイト糖蛋白質(MOGmyelin-oligodendrocyte glycoprotein)は、視神経内に存在するグリア細胞の1つであるオリゴデンドロサイトの表面に発現する蛋白質。

  • 症例 17歳女性 左眼乳頭浮腫、視力(0.3)、CFF14、傍中心暗点.。ステロイドパルス後、漸減して視力(1.2)へ。

  • 症例 18歳男性 眼痛・発熱、視力(0.15)、CFF18、傍中心暗点。排尿障害、髄膜炎症状あり神経内科へ。抗MOG抗体陽性。ステロイドパルス3クールして、ステロイド漸減。視力回復。

※再発多いので、ステロイド漸減には注意を払う。半年間は、プレドニゾロン15mg維持すべき・・


by takeuchi-ganka | 2022-11-04 11:00 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28