第5回Abeno Ophthalmic Seminar その2 (1220)

第5回Abeno Ophthalmic Seminar その2 (1220)_f0088231_18054992.jpg
今年はどこへも行けてない・・・

第5回Abeno Ophthalmic Seminar その2 (1220)_f0088231_18072477.png

大阪公立大学における抗VEGF薬の使用経験と治療方針
こうやって、加齢黄斑変性の治療の変遷を眺めてみると、自分が大学病院にいた頃(昭和59~平成10年)は、まだ抗VEGF薬登場前であって、基本的には、FAIAで見つけ出したCNVをレーザーでしっかり焼いていた時代。その後、PDTがまず登場したが、2008年のマクジェンから始まり、今年発売のハビースモに至る14年間は抗VEGF治療一色。門外漢から見た眺めは、勿論、昔とは比較にならないほど、良好な視力が維持できているのだろうが、どうも製薬会社主導のAMD治療薬開発によって、製薬会社ばかりが喜んでいるような気がしてならない・・。いつまでこんな状況が続くのだろう・・

 

次々と登場する新しい抗VEGF薬のスタデイの結果は、短期的には徐々に良好な成績になってきているが、長期成績はそうでもない?4年後(HORIZON)視力はベースラインに戻り、7年後(SEVEN-UP)更に悪化。長期戦に勝つ方法はあるのだろうか?投与方法としては、固定・RPNTAEmodified TAE・・・様々だが、TAEが長期的には良さそう。

ドロップアウト症例には、様々な理由があるはず。だいたい、結構な経済的負担をせおいつつ、遠くまで通院して、長い間待たされて、いつまでも注射つづける。挙げ句、本人的には満足のいかない結果だったりすると、ドロップアウトしない方がおかしいぐらい(・・・個人の感想です)。

通院が面倒・経済的理由・体調悪化・・・など仕方のない部分も多い。数年で50%ぐらいドロップアウト。ただ、頑張ってTAEを継続できれば、それなりに成績は残せると・・。

※悪化しやすい症例を見極めて注意深く・・・(大型CNVPEDIRCVMAなど)

PAEMPDT induced acute exudative maculopathy):PDT後急性発症する滲出性変化。

※ブロルシズマブ:新しい抗VEGF薬。有効で、投与間隔を更に延長可能。但し副作用もあり。虹彩炎・硝子体混濁・網膜血管閉塞など・・

 

https://www.mhlw.go.jp/content/10800000/000655557.pdf

妙なネーミングだなあと思っていたバイオ医薬品の呼び方だが、今頃やっと理解できた。モノクロ抗体が、・・・・マブ(例えばラニビズマブ)で、受容体分子類が・・・セプト(例えばアフリベルセプト)。

l  monoclonal antibody ⇒ mab

l  receptor cept

  

バイオ医薬品のジェネリックにあたるものが、バイオシミラー(と呼んでいる)。

眼科領域でもバイオシミラーが出始めた。ラニビズマブBSは、ルセンティス(ラニビズマブ先発品)と全く同じと考えて良いらしい。

 

一番新しい薬剤(バビースモ)で治療を受けた場合の自己負担(1回)

諸制度を利用したとして、8000から51510円。かなり高いなあ・・

中外製薬のHPから引用

第5回Abeno Ophthalmic Seminar その2 (1220)_f0088231_18095897.jpg



by takeuchi-ganka | 2022-11-08 18:48 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28