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第459回 大阪眼科集談会 その3(1297)

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堤防の工事で撤去されてしまったレンギョウ(そろそろ咲いている筈)


6 関西医科大学附属病院における若年者の翼状片の手術成績

○𠮷田真由、石本敦子、西山悠布子(関西医大)、嶋千絵子(済生会野江病院)、佐々木香る、

髙橋寛二(関西医大)

若者と言っても、25から56歳(平均43.8歳)。若者の翼状片は再発しやすいと言われていて、できたらあまり手を出したくない。ただ、ある程度大きくなって、昔なら瞳孔領にかかる前でしょうが、今なら角膜形状に影響を及ぼす前には、手術が必要。でも、やるなら一発で決めたいが、どんな術式がいいのか・・。昔から様々な術式が行われているが、今回は翼状片切除と結膜下増殖組織切除に加えて、有茎弁移植するか、MMC塗布して有離弁移植するかの2択。前者で2例再発したが、後者ではない。偶々かもしれないが、今回の結果からは、有離弁移植、MMC使用、術後ステロイドしっかりすべきかと・・・

7 疑われたWagner症候群に合併した裂孔原性網膜剥離に硝子体手術が奏効した1

○浜畑玲奈、水野博史(大阪医薬大)、大里崇之(高槻病院)、児玉昂己、石郷岡岳、大須賀 翔、

喜田照代(大阪医薬大)

裂孔原性網膜剥離だが、クモの巣状硝子体混濁、網膜硝子体癒着、広範囲網膜変性、多数網膜裂孔、全身的異常なし・・・・などから、Wagner症候群を疑っている。同じような網膜硝子体疾患に、口蓋裂・難聴などと伴うのがStickler症候群。

https://igakkai.kms-igakkai.com/wp/wp-content/uploads/2012/KMJ38(4)201-204,2012.pdf 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26284746/ 

https://eyewiki.aao.org/Wagner_Syndrome#Disease 

ちょっと検索したら、懐かしい名前が出てきた・・

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8 当院の4種類の多焦点IOLの術後成績について

○西 悠太郎、西 浩之、佐方弘哲、境 友起夫、中江玲子、西佳代、西 起史(西眼科病院)

IOLの種類の決定は、自由診療なのか選定療養なのかで微妙に違うが、自由診療の場合、自分でネットで調べてくるか紹介元からの求めがあるようで、選定療養の場合は、話し合いで・・。結局は、PanOpticsSynergyに・・?


by takeuchi-ganka | 2024-04-22 09:24 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka