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第463回 大阪眼科集談会 その2(1329)

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頑張ってるか?


4 免疫抑制剤使用中に生じた真菌性眼内炎の一例

○笠 珠莉、坂井 淳、堤 祐也、本田 茂(大阪公大)

50歳男性。クローン病、腸切除、免疫抑制剤投与下で、IVH(TPN)。そんな患者さんに、虹彩炎、硝子体混濁、網膜の滲出斑・・・などがあれば、反射的に真菌性眼内炎を考えてしまう。血液検査で、β-D-グルカン高値で、ますます怪しい。PEA+IOL+ビトして、ミカファンギン(灌流液・注射)入れて、アンフォテリシン点滴して、イトラコナゾール内服しつつ退院したが、すぐに再燃。アダリムマブとアザチオプリンを中止して、ミカファンギン・フルコナゾール点滴治療有効で、病巣瘢痕化。

※硝子体生検は陰性だったが、血液培養・中心静脈カテーテルからカンジダ・アルビカンス

※再燃の原因は、アダリムマブとアザチオプリンを継続したことになるのだろうか・・。

5 チューブシャント術後の浅前房に対してIrido-Zonulo-Hyaloido-Pathway作成が有用であった真性小眼球症の一例

○長谷川優人、河嶋瑠美、松下賢治、相馬剛至、岡﨑智之、藤野貴啓、臼井審一、西田幸二(大阪大)

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nanophthalmosのUBM?

昔昔、宇山教授がお元気だった頃、nanophtalmosに伴うuveal effisionに対して強膜開窓術をされていた。UBM検査を担当医していた私も何例かのnanophtalmosに遭遇した。ただ、何故かuveal effisionはあっても、緑内障の記憶があまりない。閉塞隅角緑内障は多いのだろうか・・。前房深度の深さは、平均的な急性PACよりはるかに浅いと思うのだけど、その割には多くない?

高度遠視の真正小眼球症Nanophthalmosに伴うuveal effusionの手術による治療:湖崎淳, 本間哲, 宇山昌延, 他、臨床眼科(0370-5579)4011Page1236-1238(1986.11)

https://personalsearch.jamas.or.jp/link/ui/1987152359?from=twitter 

74歳女性。両眼の急性PACがあって、白内障手術されている。左眼は真菌性角膜炎で角膜混濁していて、角膜移植目的で受診。左眼は深層角膜移植したりしてちょっと複雑な経過だが、その後両眼とも眼圧上昇。点眼がフルに入っていて、毛様体光凝固行っても眼圧下降せず、バルベルトを。その後両眼とも前房浅くなり、悪性緑内障と判断して、irido-zonulo-hyaloidovitrectomyIZHV)。

※それにしても、最近IZHVの発表が多いなあ。

6 結膜下膿瘍を生じたが、のちに関節リウマチを発症した強膜炎の一例

○後藤景子、小林崇俊、大須賀 翔、水野博史、高井七重、田尻健介、武市有希也、児玉昂己、

喜田照代(大阪医薬大)

52歳女性。30年前両眼のRRDにバックリング。20年前にレーシック。5年前に一度右眼に強膜炎。今回2度目の右眼強膜炎。IgM腎症でステロイド内服中。アトピー性皮膚炎(+)

普通の強膜炎にしか見えないが、眼窩蜂窩織炎も疑われ、CRTX(第3世代セフェム)投与するも悪化してきた。その後結膜下膿瘍が出現し、自壊して排膿。MSSAが検出。バックル感染疑ったが、除去まではしないで、中をポピドンヨードで洗浄して寛解した。半年後に右眼強膜炎が再燃。やはりバックル感染と判断してバックル摘出するも改善せず。培養も陰性。やはり非感染性(?)と判断して、セレコキシブ投与したら改善。その後RAと診断された。

※よくわからない・・・
RAに伴う(非感染性)強膜炎が何回か起こっただけ?

②複雑なバックグラウンドを背景に、非感染性・感染性強膜炎が交互に?


by takeuchi-ganka | 2025-01-04 15:11 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka