第465回 大阪眼科集談会 その2 (1342)
2025年 04月 15日

6 糖尿病黄斑浮腫に対するブロルシズマブ硝子体内注射の1+PRNによる1年の成績
○木成 玄、山本 学、居 明香、平山公美子、河野剛也、本田 茂(大阪公大)
糖尿病黄斑症に対するベオビュの効果。投与回数減らせるかも。CMT改善効果高い・・3+PRNでなくても、1+PRNで十分有効かも・・・
7 点眼薬の誤使用により角膜化学外傷をきたした1例
○北尾匡弘、高 静花、小林礼子、大家義則、相馬剛至、西田幸二(大阪大)
何とも恐ろしい話。点眼瓶に絵画用防腐剤を入れて、使いやすくしたのはいいけど、誤って点眼してしまった。習慣的に点眼している人の場合、絶対やってはいけないことだと思う。間違うと、確実に防腐剤の原液が角膜にダイレクトに数滴入ることになるので、超危険。今回も、かなり重症の角膜化学外傷。POVの残存の有無も不明だったが、残っていたようで、時間はかかったが、最終的に綺麗に治った。
※時々白癬菌の治療薬をあやまって点眼した患者さんが来られるが、こんなに恐ろしいことにはならない。
※絵画用防腐剤
8 転移性脈絡膜腫瘍で発見された肺腺癌の一例
○綾 はるか、尾辻 剛、三木克朗、西村哲哉(関西医大総合医療センター)
56歳女性。視覚異常があり、両眼に黄白色隆起病変、SRD、CWS・・。FA・IAとも典型的な転移性脈絡膜腫瘍。原発は肺がんだった。
※昔のイメージでいうと、Bモードエコーで転移性脈絡膜腫瘍を疑うのは、丈が低くて、音響透過性良好で、短期間に大きさが変化して、剥離を伴ってくるケースかな。図は20年程前のケース。

演題1でも出てきた、オシメルチニブ有効。EGFR変異陽性非小細胞肺がん1次治療薬らしい。チロシンキナーゼ阻害薬。
https://oncolo.jp/drugs/tagrisso
9 当院における線維柱帯切開術と白内障手術併用眼内ドレーン挿入術の術後成績
○角野晶一、泉谷祥之(大阪医薬大)、河本良輔(枚方市)、池田華子(大阪医薬大)、小嶌祥太(市立ひらかた病院)、喜田照代(大阪医薬大)
iStentとμLOTの症例は、ベースライン眼圧も緑内障の程度(MD)も、点眼数も異なってるようだし、術式も異なるのに、成績をまとめる必要あるのかなあ・・。それぞれ、それなりの成績。
10 眼窩骨折整復プレートによる鼻涙管損傷により慢性涙囊炎をきたした1例
○佐藤陽平(大阪市)、中村聡(明石市)、南 愛(豊中市)、藤田恭史、相川美和(大阪市)、 鹿嶋友敬(東京都)
プレートも入れる場所を間違うと、鼻涙管を損傷する。挿入されたプレートが原因の慢性涙嚢炎。プレートを除去して、涙道再建。
11 先天下垂に対する眼瞼挙筋群短縮術の治療成績
○南 愛(豊中市)、佐藤陽平(大阪市)、中村 聡(明石市)、藤田恭史、相川美和(大阪市)、 鹿嶋友敬(東京都)
眼瞼下垂の手術は、挙筋機能の程度によって術式の選択がある程度決まるようで、残存している挙筋機能が良好な順に、経結膜ミュラー筋切除術・挙筋腱膜短縮術・ミュラータッキング・挙筋群短縮術・前頭筋吊り上げ術・・・などの術式が選択されているようで、一般的先天性眼瞼下垂の場合は、前頭筋吊り上げ術が選択されることが多いらしいが、この術式だと眉毛が上がってしまうので、オキュロフェイシャルクリニックでは、まず挙筋短縮術を行っていると。ちょっとしたコツはあるようだが・・

