ムーブで紹介

今日、ABCのムーブで、加齢黄斑変性の特集をやっていました。某国立大教授は、この疾患の専門だったのでしょうかね。まあ、僕でも一般向けの解説ぐらいできるぐらいだから、誰でもいいのでしょうが・・・大阪の番組なんだから、関西医大にでも声をかけて欲しかったです。20年以上この疾患を専門にして、日本をリードしている宇山名誉教授直系のK医師がいるのですから・・
 まあ、そんなことはさておいて、番組を見て皆さん心配になったでしょうか。この疾患は、かつて、老人性円盤状黄斑変性、老人性(円板状)黄斑変性、加齢黄斑変性(AMD)とその呼び名が変遷してきました。今ではAMD 滲出型、萎縮型、PCV、RAPなどと細分化されていますが・・。発症年齢の中心は、60歳以上にあるようです。スクリーニングに利用される初期症状の歪視とか変視とか呼ばれる『中心部分の物が歪んで見える・波打って見える』症状は、この加齢黄斑変性の滲出型の初期の症状です。以前も書いたと思いますが、治療が難しく、かつてこの疾患を専門的に扱っていたのは、関西では多分関西医大だけでした。番組でも紹介されていた、光線力学療法という誰でもできる治療法が確立されたお陰で、非常に多くの施設が手出しするようになり、この疾患の名が社会的に広まることになってきたのだと思います。裏には、この治療に使う薬剤や有効と言われているサプリメント会社の後押しがあるのでしょうが。
ただ、それでも、この疾患の治療は相変わらず難しい。悪くなった視力を維持できて成功の部類に入るのです。多大なる期待を抱きすぎると失望します。ただ、治療しない非常に視力が悪化することが多く、両眼に起これば悲惨なことになるのです。心配な方は、いつでも来院してください。
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by takeuchi-ganka | 2006-12-08 23:41 | 加齢黄斑変性 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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