シニアグラスを理解する為に3
2006年 12月 17日

この下方への回旋能力に限らず、高齢化に伴い、眼球運動全般に機能低下が起こっているようです。中でも、この下方への回旋能力の低下は、シニア後半(60歳以上?)に顕著となり、このことは、累進屈折レンズの累進帯長と関連してくると思われます。つまり、高齢者の場合、むしろあまり長い累進帯長は不利になるかもしれない。だとすると、やはり、累進屈折レンズへの対応は早めに開始しておかないと、シニア後半になると、長めの累進帯長が使えないので、累進帯の短い揺れ・歪みの強いレンズしか選択肢がなく、一生累進屈折レンズを使用できないかもしれません。
累進帯長の短いレンズは、揺れ歪みが強いと否定的な考えを書いたこともありましたが、この回旋能力の低下に対応するには、小さめの眼鏡(天地幅30mm以下)で累進帯長の短いレンズを入れる方が、目的に適っているのかもしれません。

