スリーサム イン東京(その2)

第44回日本眼感染症学会 特別講演 下村嘉一教授(近大)
タイトル:ヘルペス根絶療法


日本でもっとも角膜ヘルペスを知る男として有名な下村教授の30年間の集大成の発表です。このヘルペスが、古くはシェークスピアのロミオとジュリエットの中に記載されているという話から始まりました。

 ・Photodynamic inactivation、イオントフォレーシス、確実な角膜ヘルペス再発モデル・・・
 などの研究を経て、昭和59年の角膜カンファレンスで日本デビュー。
 ・潜伏感染とは感染性ウイルスがいなくて、潜伏ウイルスが存在すること。
 ・三叉神経だけじゃなく、角膜内にも潜伏していて、ステロイド、緑内障点眼、角膜上皮障害で再活性化することがあること。
 ・帯状角膜変性にPTKしたら、HSV-DNAが2.0×10出ていた。106以上だと樹枝状病変が出るので注意が必要なこと。
 ・ヘルペス既往のない角膜にも僅かにHSV-DNAは検出されるし、既往があれば、10程度のHSV-DNAは検出される。
 ・HSV-1にも色んな株があり、異なる株が再発することもある。
 格調高い講演なのに、コメントは散漫となりました。失礼。

※角膜ヘルペスは、三叉神経節に潜伏感染していて、ストレスが引き金になって、角膜に樹枝状病変を作る・・・と考えられていましたが、どうも、ヘルペスは角膜内にも潜伏しており、チョットしたこと(点眼・上皮障害など)で、出てくるのです。ただ、樹枝状病変をつくるには、106ほどの数が必要だと。樹枝状病変がないからといって、ヘルペスが居ないわけじゃない・・・

 
スリーサム イン東京(その2)_f0088231_2254079.jpg

by takeuchi-ganka | 2007-07-10 22:56 | 学会報告 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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