中高年パソコン派の為のメガネ講座? その3

中高年パソコン派の為のメガネ講座? その3_f0088231_13544571.jpg累進屈折眼鏡では、遠近レンズが、一番馴染みがあると思います。確かに、これが使えないことはないのですが、この原稿は、中高年パソコン派の為のメガネ講座なので、もう少し突っ込んだ話をします。遠近レンズというのは、簡単にいえば、レンズの上半分が遠用部分(青丸部分)で、下方に近用部分(赤丸部分)があり、その中間に約11~14mmの累進帯があります。ただ、パソコンを見るとなれば遠用部分より14mm以上下方の赤丸部分を使う必要があり、長時間のパソコン作業には、向いているとは言えません。





中高年パソコン派の為のメガネ講座? その3_f0088231_13554535.jpg 眼鏡の専門家じゃないので、細かな部分には、間違いがあるかもしれませんし、またメーカーやレンズの種類によって違うでしょうが、この遠近レンズの玉の設計は、おおよそこんな感じでしょうか。
 眼鏡レンズの元になる玉の、幾何学中心から所定の距離だけ離れた位置に隠しマークという模様があり、この隠しマークを結ぶ線、つまりレンズの中央線の4mm上方遠用アイポイントが設定されています。この玉を削って眼鏡枠に入れた時に、瞳孔の中央とこの遠用アイポイントが一致するようにします。

 最近は、小さな枠の眼鏡がはやっているので、この玉を小さく削る必要がありますが、天地幅(上下の長さ)が30mm以下のものだと、累進帯長に14mmも取られてしまうと、遠用部分も近用部分もスペースが少ししかなくなります。そのため最近は、累進帯長が11mmだったり、時に9mmということもあるようです。
 メーカーの努力により、歪みの少ない累進屈折レンズが作られていますので、短い累進長でも使用可能なのかもしれませんが、中高年パソコン派にとって、最近のおしゃれな、小さな眼鏡枠を使おうとすれば、累進部が広くて、遠用も近用も狭い、とても使いにくいレンズになってしまうかもしれません。 枠を大きくすれば多少ましなのですが、それでも、パソコン用としては、かなり無理がありそうです。そこで、中近・近近レンズの登場なのですが・・・・続く。

左側:小さな眼鏡枠、右側:大きな眼鏡枠

中高年パソコン派の為のメガネ講座? その3_f0088231_1356976.jpg中高年パソコン派の為のメガネ講座? その3_f0088231_13561859.jpg
by takeuchi-ganka | 2008-02-25 23:06 | 眼鏡 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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