中高年パソコン派の為のメガネ講座? その6

 近用単焦点凸レンズ(SV)は度数に伴って、中心が厚くなるばかりでなく、像拡大と視野の狭まり傾向があります。更に、度数に比例してピントが近づくので、ピントの合う位置で固定された姿勢のままで見る必要がある。このため、近業は見ずらい、使いづらいと低評価でしたが、近々レンズは大きく進化して次のような付加価値をつけました。

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 ちょっと離れたものを見る時に、いちいち外さなくても見えるように、タテの視線移動にそって、逆累進帯をつけています。これについては、前回説明しましたが、加齢に伴い調節力が低下し、明視域が狭くなってくると、この図のように、SV眼鏡だと中心部分にはピントがあうかもしれませんが、中心から離れるほど、ぼやけて見えます。そこで、横方向は、瞳孔位置(EP)を挟んで、鼻側・耳側共に凹度数に変化させています。これで焦点のあう範囲は、横方向に大きく広がり、SV眼鏡の5-6倍の視野と言われています。使用目的や近用度数によって奥行視野(ロング)タイプBと、横視野(ワイド)タイプAがあります。このように、瞳孔位置(EP)を挟んで、タテ、ヨコ3方向に凹度数変化させた結果、凸度数は特に薄く仕上がって見栄えも良く、光の透過率が上がり明るく見えます。良いことばかりの近近レンズ。値段が少々高いでしょうが、それだけの価値はあると思っています。
by takeuchi-ganka | 2008-03-05 14:51 | 眼鏡 | Comments(0)

大阪市旭区にある竹内眼科医院です。開業医も日々勉強。


by takeuchi-ganka
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